東京外国語大学ラグビー部

　リレー日記をご覧の皆様こんにちは。中国語科２年の澤口礼がお送りします。早いもので一年間目標にしてきた海洋大との試合まであと３回しか練習がありません。そういえば去年は海洋大戦のまさにその日に日記を書いたなと懐かしさをおぼえます。残り少ない練習を大切にして、万全の状態で海洋大戦を迎えたいです。
　皮肉なことに、かくいう自分は夏休みが明けた最初の日、１０月１日の練習中に後十字靭帯を損傷してしまい、練習には参加できずにいます。それはもう本当に突然のことで、タッチフットの時にボールをもらって走り始めた瞬間膝が崩れ落ちました。その日は木村さんが来ていたのですが、前十字をやった疑いがあると言われただただ絶望しました。結果的に先日行った関東労災で後十字と言われ少しばかりほっとすることはできましたが、まさか自分がこんなけがをするとは思いもよりませんでした。自分は同期の中で唯一けがをすることなく今までやってきました。けがをしないことだけがとりえだったのに、そのとりえがなくなってしまったということはつまりアイデンティティが失われたといっても過言ではないでしょう。今の自分には何もないですね。では何もなくなってしまったらどうすればよいか。新しいアイデンティティを作るしかないですね。けがをしないというのももちろん大事ですが、タックルがいい、パスやキックがいいなどまあなんでもいいのですが、とにかく具体的でプレーに直接かかわる部分でなにか確立したいです。
　小沼さんのフリに答えます。自分が復帰したらヒットでも１０割ゲインし、タックルでも１０割逆ゲインし、走るスピードは光のごとく、パスはグラウンドの端から端までををつなぎ、まるでボールが意思をもって動いてるかのようなキックをする予定です。あくまで予定です。もうひとつ。活躍ぶりにといえるかは微妙ですが、これからはもっと自信をもってプレーしたいです。特に試合の際には「選んでもらった」という気持ちが強かったのですが、これからは自分で勝ち取ったんだという気持ちで臨みたいと思います。ちなみにどうでもいい話ですが、本当はタイトルの「かつての鉄人　今は凡人」をふと閃いてから小沼さんのフリにラップで答えようと思ったのですがなかなかいいのが思いつかず結局お蔵入りにしました。
　次はしもっちです。今回のタイトルが「かつての鉄人　今は凡人」なので、大木凡人氏について語っていただきましょう。