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リレー日記

酸いも甘いも

投稿日時:2016/11/20(日) 19:30

こんにちは。中国語科4年の澤口です。

今成田空港にいます。
もうすぐ台湾に出発します。
最後のリレー日記ですが準備に追われてじっくり考える時間がありませんでした。
なので出国前の今頑張って書いています。

最後のリレー日記と言われてもあまり実感が湧きません。特にこの1週間はとてもバタバタしていてそんなことをしみじみと感じてる余裕がなかったというのも大きな要因ですが。ただお腹が空いた時、これまでは何か食べないといけないという焦燥感に駆られていたのですが、今は別に無理して何か食べようとしなくてもいいんだなーなんて思います。こういう時は少し引退という事実を認識したりしますが。

さて、突然ですが大学に入ってから個人的に大きな決断をしたな、と思ってることが2つあります。

1つはまずラグビー部に入ったこと。
入学当初は部活に入るつもりなんてさらさら無かったのですが、りょうじさんはじめ先輩方の大いなる勧誘を受け、そして「もし自分が国際教養大学に入っていればやりがいがあるけどとても忙しい生活をしていたはず、そうであったはずの自分に負けないくらいやりがいがあって忙しい生活をしてみたいという謎の思いが強まり入部を決めました。
(先日も言いましたが自分は国際教養大学が第一志望でした)

そしてもう1つはフランカーに転向したことです。

4年間の中で1、2を争うほど辛い時期だったなと思うのは4年の3月から6月までの間でした。

この時期まだ自分はセンターをやっていたのですが、センターとしてうまくいかないこと続きな上に、優秀な1年生が数多く入ってきたこともあり焦りと不安が募りに募っていました。正直自分がいなくても、というかいない方がチームのためになるんじゃないかと思うときもありました。

そんな折中田にフランカーをやってみないかと言われ、多分これが最後のチャンスかもしれないと思って挑戦することにしました。
4年の、しかも半分ほど過ぎたときからフォワードへ転向するということは前例としても聞いたことがなくまさに背水の陣で臨むような心持ちでした。

先ほど大きな決断と言いましたが、それが最良の選択だったのかどうかは正直今でもわかりません。ぶっちゃけこれが逃げだと言われても何も言い返せないと思います。結果が出るまでバックスを続けているという手もあったわけですから。

もちろん転向すればなんとかなるなんて保証はどこにもなくて、むしろ慣れてないことをやるわけですから逆に埋もれてしまうかもしれないという不安もありました。

しかし、最終的には、試合にも出ることができ、転向する決断が「最良」と言い切ることはできないかもしれないけど、「良」くらいにはなったんじゃないかなと、それぐらいは評価してもいいんじゃないかなと、そう思えるくらいにはなりました。

今ではあのままバックスを続けていたらどうなっていただろうなんて考えるのも恐いくらいです。

長々と回顧録みたいな駄文を書き連ねてしまいましたが、これを読んでる後輩が「そういやあいつあの時あんなこと言ってたっけ」って思い出してそれがきっかけで何か大きなことを決める一助にでもなってくれれば幸いです。

駄文ついでにもう1つ。
今ラグビーがまだ好きになりきれないって人もいるかとは思います。自分がそうでした。
でもどうか最後まで続けて欲しいです。
ただ続けるだけじゃなくて何でもいいので積極的に楽しみを見つけてみてください。
本当に小さなことでいいので。その積み重ねが大事だと思います。
すごく抽象的で宗教じみた文になってしまってすみません。

最後になりますが、ここまで続けてこれたのはOBOGの方々、後輩、同期の皆々様のおかげだと思います。あと家族も。本当にありがとうございました。
そして国際教養大学にも感謝します。
不合格にしてくれてありがとう!

とても充実した4年間でした。
楽しかったです。

それではそろそろ飛行機の時間なので失礼します。
ありがとうございました。

2016.11.20
澤口 礼

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