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リレー日記

気分次第で責めないで

投稿日時:2017/03/06(月) 20:53


 こんばんは!お待たせいたしました。ペルシア語科一年安達周平がお送り致します。
みんなも書いている通り、一年生として書くリレー日記はこれで最後となりそうですが、まだまだ二年生になるという実感がわきません。しかし、本日は前期の合格発表がおこなわれ間もなく新入生が入ってきます。そして着々と新歓の準備も進められていますのでそろそろ自分も上級生という自覚をもっていつまでも指示待ちな姿勢を直していかなければと思っています、、、一応教育係ですし。

 上に少し触れましたが、本日は合格発表がありましたね。受験生のみんなは一年間お疲れさまでした!自分の成績に悩んだり、受かっているかどうかそわそわしている日も今日でおしまいです。長い受験生活を支えてくれた人に感謝をして、明日から思いっきり羽を伸ばしてください!
 自分も去年は合格がわかった瞬間に次の日に予定されていた高校の同期との遊びに参加の連絡をいれた記憶があります。そして彼らには本当にいろいろな場面で助けてきてもらいました。わざわざ僕の最寄り駅まで数学を教えに来てくれた子や(それでも本番43点だった)、受験直前にはお守りを届けてくれたりと病みに病んだ浪人生活に最後の活力を与えてくれた心遣いのおかげでピンチを切り抜けることができました。思えば自分が危機に陥った時はいつも助けてもらっていたかもしれません。なぜなら個人的にそう思わせる強烈な思い出があるからです。それは高校1年生の時の夏合宿でした、、、 注:すみません。完全に内輪ネタです。
 僕たちは初めての合宿でドキドキわくわくでした。上級生がバスの後方で静かにこれからの7日間に備えて「気」をためている中、一年生は前方でわいわいおしゃべりに興じていました。一貫校であり、中等部は夏期に毎年菅平に行っていたので内進生は菅平に行くことに慣れていたので僕らの心はかえって緩んでいました。バスに同乗していたOBさんの血管は徐々に浮き上がり、ここからすでに暗雲が立ち込めます。楽しい会話の中1人が「なんかサマキャン(中学でのサマーキャンプ)みたいだね」と口を滑らせました。この瞬間、OBさんのなにかがブチリと切れ、頭からはもうもうと噴煙が上がっていましたが僕らは全くその噴火に気づいておらず、この一言で地獄が訪れることなど知る由もありませんでした。宿について、最初の練習を終え各々先輩に命じられた洗濯を行っている最中に今度は「おい、すのこに寝てみろよ!つめてーぞ!」という奴が現れました。ここで何が起きたのか、あろうことか次々に僕らはすのこに横になり始めました、、、書いてて思ったのですがキチ○イですね。好かれない代であった理由がわかりかけてきました。もはやここまでかってしまった怒りはキラウェア火山の溶岩のようなさっぱりしたものではなく、昭和新山のような粘り気の強いものとなってしまっていました。その日の晩、事件は起こるのです。
 「1年は2年の部屋へ集合」
 いつも通りその日の練習の講評をいただくために集められたとおもいながら部屋に入ると何やら重苦しい雰囲気が先輩たちを包んでいます。いつもは優しい方々の目つきが異様です。
 「お前ら、なんでここに呼ばれたかわかるか?」「1日の行動を思い返してみろ」
この二言で我々はすべてを悟り、瞬間的に皆が正座でその場に収まりました。そこからはそれはそれは激しい大嵐が吹き荒れました。
 突如として4人が名指しで先輩方の目の前まで呼び出され、厳しいお叱りを受けました。話はしばらくその4人と先輩で続いたので僕は「自分が前に呼ばれなくてよかった~」「早く終わらないかな~」と藤池君から度々指摘される「途中でめんどくさくなる」悪い性分がでてしまいました。そんな中「今の会話聞いててどう思うよ。一人づつ意見」とまさかのフェイント攻撃ではありませんか。「やばい、この状況はほんとにマズイ。全く聞いてなかった、」周りの答えを聞いても焦るあまり全く参考にできません。一人、また一人と無難に答えていき、遂に何の答えも見出せぬまま自分の番に。「終わった。もうだめだ。」絶望の淵に立ち、「わかりません」という言葉が頭をよぎった時、奇跡は起きました。
 早とちりをした僕の次の西村君が完璧に的を外して答え、話題は一転して彼が話を聞いていなかったことに移り、以後話題が戻ることはありませんでした。おかげで自分は九死に一生を得、最前列で叱言の雨に当たらずに済みました。ありがとう西村君!おかげで僕の平和は守られた!
 「救世主西村くん」によって最前列に呼び出されることはなんとか回避できたものの、やはり激しいお叱りによって一年生はビクビクおびえながらようやく終わった嵐を後にしました。
 あくる日、件の部屋で掃除をしていると押し入れの中にヒラリと1枚の紙きれを発見しました。何かと思い覗いてみると、なんとそれは昨夜の「お叱りマニュアル」ではありませんか。「○○、○○、、、を前に呼び寄せる。△△の話題では××を前に。注意!□□の話では絶対に笑わない」等々、進行マニュアルが逐一記されていたのです。見てはいけないものを見てしまった自分はすぐさま周囲に誰もいないことを確認してごみ袋に突っ込んだのでした。

だらだらと面白くもない思い出を書いているうちにものすごい文字数になってしまいました。ここまで辛抱してくれた方々、どうもありがとうございました。とにかく私が言いたいのは高校の同期のみんなにはほんとに感謝してるってことなんです!
 サクッとアタアタのフリに答えて次に回さねば。
 教育係にあたっての懸案事項はやはり一つ、どれだけの新入生が自分と藤池君を見分けられるかということです。もう彼と誤解されるのはこりごりです。ちなみに先週の練習である先輩が藤池に向かって「周平みたー」とノミネートしているところをしかとこの耳で聞きました。本当です。皆さんもういい加減にしてくださいね。心当たりのある方はイシシとノシシを見分ける練習から始めてください。
 お待たせしました。それでは鐙さん。ラグビーだけにかかわらず、次年度の抱負をお願いしやす!
 

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