リレー日記
雅史丸危機一髪!~春うららかな日の闇討ち~
投稿日時:2017/04/23(日) 18:51
また更新が遅れて申し訳ございません。中国語科二年の藤池雅史です。
いきなり私事でございますが、今月の13日に20歳になりました。先日の練習後に誕生日隊長の湯浅氏が恒例の「水かけ」の儀式を催してくれて、部員のみなさんに祝ってもらったときは誠に「感動の瞬間」でした。普段からとても尊敬する下川先輩と一緒に水たまりに入ることができて、とても感極まってしまいました。
また、放課後にラブラブ原宿デートと、間違いなく歴代最高の誕生日を送れたのですが、私には忘れられない最悪の誕生日があります。それはまさにこの世の地獄、至高のなかの至高、気絶するほどの痛みを経験した高一の春でした。
当時高校でラグビー部体験入部中だった雅史丸は元気よくグラウンドを駆け回っていた。その日は16歳の誕生日!!午前中は慣れぬ高校生活に緊張しながら授業を受け、廊下の端を歩き、意味もなく自分のロッカーを開け閉めしたりして所在なさを紛らわしていた。放課後になると中学ラグビー部の同期たちと一緒にグラウンドに飛び出し、鬼監督の練習に懸命に耐えていた。普段と何も変わらぬ健康状態に感じられたが、「それ」は確実に雅史丸の股間を彷徨っていたのだ。
全体での練習が終わり個人練習の時間になったころ、雅史丸は下腹部に違和感を感じ始めた。尿意に似た感覚だったので上級生に許可をもらい、トイレに向かった。しかし出たのは尿だけで何も違和感はない。おかしいなと思いつつグラウンドに戻ると、その痛みはますます強くなっていき、徐々に徐々に鋭い痛みに変わっていった。股間を抑えながら監督にその旨を伝えると真顔で「貴様、今週何回した?」と問われるが、当時純粋無垢な雅史丸は何のことかさっぱり解らない。歩くと激痛がする。しまいには立てなくなってしまい、グラウンドの端まで転がっていきそこでうーうー呻いていた。
同期たちは最初は無抵抗なのを面白がって周りを取り囲みラグパンを脱がしたりスパッツを脱がしたりしていた。しかし一人がボールを股間に当てても雅史丸が全くリアクションを示さなかったのを見た途端、ことの重大さを知り「もう帰ったほうがいい」と言い出した。雅史丸は着替えるために何とか部室まで這っていこうとするが、途中道端で動けなくなってしまい、ついにシクシク泣き始めた。
どのくらい時間が経っただろうか。その間雅史丸は部室に通じる人通りの無い道であおむけに倒れ、桜舞う空を眺めていた。斬られて死ぬにはこれ以上の場所はあるだろうか。しかし、己は斬られていない。正体不明の何者かに股間を中からむしばまれているのだ。こんな最期でよいのだろうか。自分自身に問うた。問うている間にちゃらちゃらしたサッカー部の連中数人に見られたが、みな関わりを避けるように小走りで走り去って行った。
見えない敵と戦いながら苦悶していると練習が終わり部室に引き返す一同の足音が聞こえてきた。同期たちは桜とともに散った雅史丸に駆け寄り担ぎ上げると急いで部室に連れて行き簡単に身支度を整えさせると校門を飛び出し、目白通りのタクシーを停めてくれた。意識がもうろうとする雅史丸は片手で股間をもう一方で二千円を握りしめながら運転手に「目白病院へ...」と声を絞り出すと、運転手は血相を変えて車を走らせた。
病院に着くと不思議なことに痛みがぴたりと消え、医者は練習着のまま搬送されてきた少年の意味不明さに困惑していたが、尿路結石だろうと診断を下した。いつ結石が排出されたのか、いまだに体内にいるのか、そもそも結石などいなかったかは謎に包まれたままだがこの一件が雅史丸の人生観を大きく揺るがしたということに変わりはない。
さて、長々と書いてしまいましたが、要するに平戸君が言った通りで何気なくいつも一緒にいる同期は大切な仲間になるということです。新入部員のみんなも同期を大切にして、共につらい時期も乗り越えましょう。もちろん、先輩も大切にしてね!
簡単になってしまいますが、平戸君のフリに答えます。ゴールデンウィークは大好きなりさちゃんと一緒にもう一度上野動物園に行けたらと思っています。前回行ったときは閉園時間間際でパンダをじっくり見られなかったからです。私はパンダもさることながら、何といってもりさちゃんのことが見たいです!
次は不破さんです。そろそろ疲れも溜まってきているであろう新入部員のみんなに、不破さんが思う理想のオフの過ごし方を教えてください!
いきなり私事でございますが、今月の13日に20歳になりました。先日の練習後に誕生日隊長の湯浅氏が恒例の「水かけ」の儀式を催してくれて、部員のみなさんに祝ってもらったときは誠に「感動の瞬間」でした。普段からとても尊敬する下川先輩と一緒に水たまりに入ることができて、とても感極まってしまいました。
また、放課後にラブラブ原宿デートと、間違いなく歴代最高の誕生日を送れたのですが、私には忘れられない最悪の誕生日があります。それはまさにこの世の地獄、至高のなかの至高、気絶するほどの痛みを経験した高一の春でした。
当時高校でラグビー部体験入部中だった雅史丸は元気よくグラウンドを駆け回っていた。その日は16歳の誕生日!!午前中は慣れぬ高校生活に緊張しながら授業を受け、廊下の端を歩き、意味もなく自分のロッカーを開け閉めしたりして所在なさを紛らわしていた。放課後になると中学ラグビー部の同期たちと一緒にグラウンドに飛び出し、鬼監督の練習に懸命に耐えていた。普段と何も変わらぬ健康状態に感じられたが、「それ」は確実に雅史丸の股間を彷徨っていたのだ。
全体での練習が終わり個人練習の時間になったころ、雅史丸は下腹部に違和感を感じ始めた。尿意に似た感覚だったので上級生に許可をもらい、トイレに向かった。しかし出たのは尿だけで何も違和感はない。おかしいなと思いつつグラウンドに戻ると、その痛みはますます強くなっていき、徐々に徐々に鋭い痛みに変わっていった。股間を抑えながら監督にその旨を伝えると真顔で「貴様、今週何回した?」と問われるが、当時純粋無垢な雅史丸は何のことかさっぱり解らない。歩くと激痛がする。しまいには立てなくなってしまい、グラウンドの端まで転がっていきそこでうーうー呻いていた。
同期たちは最初は無抵抗なのを面白がって周りを取り囲みラグパンを脱がしたりスパッツを脱がしたりしていた。しかし一人がボールを股間に当てても雅史丸が全くリアクションを示さなかったのを見た途端、ことの重大さを知り「もう帰ったほうがいい」と言い出した。雅史丸は着替えるために何とか部室まで這っていこうとするが、途中道端で動けなくなってしまい、ついにシクシク泣き始めた。
どのくらい時間が経っただろうか。その間雅史丸は部室に通じる人通りの無い道であおむけに倒れ、桜舞う空を眺めていた。斬られて死ぬにはこれ以上の場所はあるだろうか。しかし、己は斬られていない。正体不明の何者かに股間を中からむしばまれているのだ。こんな最期でよいのだろうか。自分自身に問うた。問うている間にちゃらちゃらしたサッカー部の連中数人に見られたが、みな関わりを避けるように小走りで走り去って行った。
見えない敵と戦いながら苦悶していると練習が終わり部室に引き返す一同の足音が聞こえてきた。同期たちは桜とともに散った雅史丸に駆け寄り担ぎ上げると急いで部室に連れて行き簡単に身支度を整えさせると校門を飛び出し、目白通りのタクシーを停めてくれた。意識がもうろうとする雅史丸は片手で股間をもう一方で二千円を握りしめながら運転手に「目白病院へ...」と声を絞り出すと、運転手は血相を変えて車を走らせた。
病院に着くと不思議なことに痛みがぴたりと消え、医者は練習着のまま搬送されてきた少年の意味不明さに困惑していたが、尿路結石だろうと診断を下した。いつ結石が排出されたのか、いまだに体内にいるのか、そもそも結石などいなかったかは謎に包まれたままだがこの一件が雅史丸の人生観を大きく揺るがしたということに変わりはない。
さて、長々と書いてしまいましたが、要するに平戸君が言った通りで何気なくいつも一緒にいる同期は大切な仲間になるということです。新入部員のみんなも同期を大切にして、共につらい時期も乗り越えましょう。もちろん、先輩も大切にしてね!
簡単になってしまいますが、平戸君のフリに答えます。ゴールデンウィークは大好きなりさちゃんと一緒にもう一度上野動物園に行けたらと思っています。前回行ったときは閉園時間間際でパンダをじっくり見られなかったからです。私はパンダもさることながら、何といってもりさちゃんのことが見たいです!
次は不破さんです。そろそろ疲れも溜まってきているであろう新入部員のみんなに、不破さんが思う理想のオフの過ごし方を教えてください!
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