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リレー日記

Kama na?

投稿日時:2017/08/09(水) 22:48

 リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。2年の小川です。はじめに更新が大幅に滞ってしまったことを深くお詫び申し上げます。さて、夏は暑さがもっとも厳しい時期にさしかかり、台風のニュースがお茶の間を騒がすようになりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 我々東京外国語大学ラグビー部は夏合宿、シーズンに向けた練習を日々行っています。4月から5月に入部した1年生の選手、マネージャーもようやく馴染み、部員一丸となって厳しい暑さのなかハードワークを続けています。先日行われた東京経済大学との合同練習では実践形式で体をぶつけさせていただきましたが、試合勘の欠如もあり、多くの問題点が浮き彫りになる内容となりました。今後の練習では春からの課題である、コンタクトのスキルや強度、フィットネスやフィジカル、判断力やコミュニケーションを改善し、完成度を高めてシーズンに望みたいと思います。OBの皆様には、お忙しいところではあると思いますが、是非グラウンドに足を運んでいただいて、ご指導をお願いしたい所存です。

 このへんで少し話題を変えて自分のことを話したいと思います。僕はこの夏休みに束の間のオフを利用してインドネシアのジャワ島に行って参りました。ツアーも組まず、友達、家族とも同行しない完全な一人旅です。時間がある時には海外旅行をしたいと常々思っていましたが、今回はより外国の風情や文化を体感したいと考え、自由に行動できるようにと思った結果、このような形となりました。インドネシアは世界最大のイスラム教国であり、過激派によるテロ事件も起こっていたので少々不安はありましたが、大きな問題もなくとても充実した旅となりました。旅の内容を全部書こうとするととても長くなってしまうので、印象に残った部分を取り上げて書きたいと思います。

 まず驚かされたのは交通です。東南アジアを旅行した経験のある方は知っていると思いますが、とにかく交通量が半端ではない。どこまで走っても前方に車が見えなくなることはありません。特に都市部の交通量は尋常ではなく、1mの間隔もなく、車とバイクが併走します。また、単に併走するのではなく、隙あらば1台でも抜かしてやろうと常に考えながら走るのです。とにかくスリルがすごいです。ですが、スリルがすごいのは、車に乗っているときだけではありません。インドネシアはそれほどの交通量を誇りながら、歩行者用の信号がほぼ存在しないのです。歩行者は隙を見て車道を渡って移動します。しかし、これは本当に危険です。田舎の方ならまだいいものの、大都市であるジャカルタやジョグジャカルタでは車通りが途切れることなどまずありえません。どうするかって?車やバイクを強引に減速させながら渡るのです。これは本当にヤバいです。ヤバい以外の言葉では表せません。例えるなら、首都高速を身ひとつで渡ろうとするようなもんです。非常に語彙に乏しくてすみません。インドネシアの交通のヤバさを全然伝え切れていない気がしますが、みなさん是非一度は訪れてみてください。携帯で電話しながら運転したら、すぐ切符切る日本なんて平和ぼけもいいところだって思いますよ(決してこれが良い行為というわけではありません)。

 次に驚いたのが、観光客です。行く前は想像もしていなかったのですが、インドネシアには白人の観光客がたくさんいました。聞けば、フランスやドイツなどでは長期休暇に入っており、それでみんな来ていたようですが、観光地では、見渡す限り白人の家族連れやカップルばかり、アジア人で単独行の僕はとても肩身の狭い思いをしました。彼らと少し話をしましたが、感じの良い人も多くいた一方で、とんでもないのもいました。僕は現地のツアーでブロモ山という火山に行きましたが、そこはなかなか有名な観光地で、白人の観光客も多くいました。そこでは少し頂上から離れた拠点から頂上へ馬に乗せて連れて行ってもらえるサービスがあるのですが、そこにいた白人女性が超生意気でした。シャラポワみたいな雰囲気だったその女性は彼氏と一緒にいたのですが、現地のガイドが連れてきた馬を「この馬は臭う」といって一蹴し、他の馬を連れてくると、「この馬は貧相ね。もっと良いの連れてきて」などとわがままを言い続けていました。最終的に彼女は真っ白で大きな馬に乗ることができましたが、その立派な馬の上でふんぞり返ったその姿は自分が王女かといわんばかりでした。そのとき自分は無精ひげを生やし、ぺらぺらのTシャツを着て浮浪者みたいでしたが、こいつよりは千倍ましだとなぜか誇らしく思いました。

 こんな感じのインドネシア旅行を楽しみました。肝心の観光地についてあまりかけずに申し訳ありませんが、インドネシアはとても良いところでした。是非皆さんも時間があったらいってみてください。

 次は1年の隼です。隼は福島県の会津出身で今夏も会津に帰っていたようです。実は僕は親が福島出身で福島県のことは結構知っています。会津はかなり田舎の方ですが、非常に良いところなので、ぜひ隼には会津ならではのエピソードを紹介してほしいと思います。

 それではまた次回。Sige po!

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