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リレー日記

気迫と祈願

投稿日時:2018/02/05(月) 16:51

 みなさん、こんにちは。更新が遅れてしまい、申し訳ありません。今季新歓隊長を務めますスペイン語科次期四年の伊藤です。よろしくお願いします。
 
    主将の木和田を始めとして、これまでリレー日記を更新してきた四人は、これからのチームの方針を形作り、引っ張っていくリーダーになります。それに対して、私や、この後に日記を更新する部員は、チームの土台を固め、彼らが決めた方針でうまくやっていけるようにするのが主な役割になると思っています。例えば新歓隊長は、多くの新入生にラグビー部の魅力を知ってもらい、入ってもらうということで、新たな風を吹き込み、今年のチームを活性化させることに繋げることが大きな仕事になります。現に去年入ってくれた新入生は皆、チームにいい刺激を与えてくれただけでなく、次年度の主力として実力をつけ、チームを支えられる存在になってきています。今年も、新歓や様々な催しを通して、多くの新入生にラグビーに魅力を感じてもらい、ともに成長していきたいと思っています。ラグビーってどんなスポーツだろうって興味をもってくれた人、大学でやりがいのあることに挑戦的したいと思っている人、大学4年間で人間的にも体格的にも成長したいと思っている人は一度ラグビー部の新歓に遊びに来てみてください。熱いプレーヤーとかわいいマネージャーが待ってますよ。
 
    ここで、森川のふりに答えたいと思います。ラグビーへの思いや受験生へのメッセージを自由に語ってくださいとのことですが、新歓隊長としてのラグビーへの意気込みは上に書いた通りです。プレーヤーとしては、最後の年なので、やはり悔いのないようにプレーしていきたいです。これまでの三年間は人数が少ないときの穴埋め要員でしかありませんでした。去年の最後の練習試合でも、スクラムが自分のところから押され、セットプレーのアタックが機能していませんでした。そこを強化し、プロップのスタメン、或いは控えとして、前後半で入れ替えられる選択肢として名を連ねるのが今年の目標です。ラグビーは、体格や技術の差がそのまま試合結果に表れる、下剋上が起こりづらいスポーツだと言われています。しかし、事前に明らかに差があるだろうな、と思っていた試合でも、終わってみたらいい試合になっていたり、あるいは下剋上が起きたりすることがあります。そういった試合は、事前にコーチやプレーヤーが対策を準備していたことも大きいとは思いますが、観客として見ていると、プレーヤーの気迫が違うと感じます。この「気迫」という言葉は、練習や試合後に自分たちに足りないものとして挙げられることがありますが、これはただ気持ちだけの問題ではありません。自分たちがこれまでどれだけラグビーに時間と努力を費やしてきたか、どれだけ想いを詰め込んできたか、どれだけ自分に妥協せずにこれたか、そういったことの積み重ねがプレーだけでなく、気迫として、負けられない、勝つという気持ちに表れるのだと思います。遼の言葉を借りますが、ラグビー部の各人のラグビー部に対するコミット具合の低さが、そのまま気迫の無さに結び付いていると思います。変わりましょう。
 
    先日、三重県の伊勢大社や京都の寺社仏閣にお参りをしてきました。このタイミングでのお参り、というと受験生や部活の成功を祈願してきたのかと思われがちですが、違います。これは自分の恩師を受け売りなのですが、神社やお寺というのはお願いをするところではなく、自分の目標を宣言し、その結果を報告する場なのです。いくら神様や仏様にお祈りしたところで、自分からなにも動かなければ何も起こりません。彼女をくださいって祈っても空から女の子は降ってきません。ラグビーが強くなりたいと願ってもなにもしなければひょろひょろになるだけです。合格を祈っても何も勉強していなければ答案に答えすらかけません。物事は、自分から行動して初めて達成されるのです。寺社仏閣は、その行動の結果が、少しでも良い方向へ繋がるように、ほんの少しだけ後押ししてもらう場である、というのが私の考えです。だから今年も、自分の行動が少しでもいい結果に結び付くように、とだけお祈りしてきました。受験生の皆さんも、神頼みしている暇があったら勉強しましょう。今までの努力と、これからの2週間ちょっとの努力が、結果に結び付きます。合格を勝ち取るのは、偶然といった他の何かではなく、自分の力なのです。国公立の前期試験まであと少し。受験生の皆さん、頑張って下さい。
 
    ちなみに僕は受験生のとき、その恩師の言葉を忘れて、学問の神様である湯島天神と家の回りの神社三ヵ所に、外大合格外大合格外大合格と必死にお祈りしていました。
 
    次は大家のけんたろうにまわします。受験生へのメッセージと今年のラグビーへの意気込みをどうぞ。
 

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