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リレー日記

雅史丸伝、末の巻 ~満天の星空を求めて~

投稿日時:2020/01/14(火) 00:29

リレー日記をご覧の皆様、そして現役の諸君、リレー日記の更新を遅らせてしまい大変申し訳ございません。中国語科4年の藤池雅史です。

最終戦が終わるとすぐに新チームが発足し、大阪戦があり、年末のどさくさに紛れて同期の安達少佐が「若鷲の歌」というタイトルの日記を残し戦地イランへ飛び、気が付くと年が明けていて、先日、同期の大家君がロシアへ旅立ちました。

木村チームの練習する様子や、同期が後輩マネージャーたちの様子を、引退日記などで見聞きするたびに、皆新たな一歩を踏み出していることを知ります。

一方私はというと、1月6日から今日まで40度近い発熱と止まらない腹痛で自分の将来へ向けてはおろか、トイレからも一歩も踏み出せない苦しい苦しい時間を過ごしていました。

このあいだもトイレとトイレの間を駅伝しながらなんとか授業に出席したところ、元気な一年生たちに話しかけてもらえてました。体重は半分ほど失ってしまいましたが、この素晴らしい後輩たちとの友情は失われるものではない。と私は思っています。

先日、血便を垂らしていると吉田元帥より電話があり、第2回フロント旅行の命令が下達されました。今年は2月1~3日の間で開催される予定で、一年生も新しく3人が加わるのでまたさらに賑やかになることでしょう。

思えばこうした素晴らしい縦の繋がりが得られたのが、私が大学ラグビー部に入って得た一番の宝物かもしれません。中高ラグビー部経験者として入部したものの、振り返ると技術面ではチームの役に立てたことはあまり無いように思えます。誇れることいえばポジションの融通が利いた事くらいで、これも様々なポジションを放浪した結果にすぎません。

1年はFL、2年生はロック、3年の途中からはPRといろいろ経験させてもらいましたが、その中でもやはり最後に行きついたPRに一番思い入れがあります。スクラムはさほど強くありませんでしたが、8人の押しがかみ合った時の感動はひとしおでした。

後輩フロントローは本当にポテンシャルが大きく粒ぞろいですので、来年度もスクラムに大きな期待を寄せています。某元帥のようなことを言って申し訳ありませんが、たくさんやることがある中、やはり体重を増やすこともとても大事だと思います。

勿論、フロントロー以外のFW、BKの後輩たちにも感謝を伝えたいです。緊張のため、いつも気持ちの悪い絡みをしてしまったマネージャーの諸君にも感謝と謝罪の気持ちでいっぱいです。

また素晴らしい同期にも恵まれました。よく私たちの代はバラバラだと言われましたが、「一人でも生きていける」たくましい人たちだと私は思っています。普段は別々の世界で生きているけれど、いざという時には助け合えるようなそんな素敵な同期を持てたと私は胸を張ります。4年間ありがとう。

凄く内輪なお話になってしまいましたが、新チームのみなさん、木村主将のもとで一致団結して目標を達成してください。いつも応援しています。

最後になりましたが、これまでご支援頂きましたOB・OGの皆様、保護者の皆様、後輩、同期の皆、今まで本当にありがとうございました。

そして安達君が無事に帰国することを願います。

最後も長々と失礼しました。

2020年1月14日 藤池雅史
 

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