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リレー日記

変革

投稿日時:2020/02/22(土) 21:11

東京外国語大学ラグビー部第91期主将を務めさせていただきます木村慶彦と申します。主将就任挨拶ということでこの日記をお届けします。



 



この日記を書くにあたり、先代主将の就任挨拶日記と引退日記を再度読み直しました。



 



 



「みんなで強くなろう」



就任挨拶に記されていた言葉です。



「"よく発言する人"なんていない方がいい」



引退日記に記されていた言葉です。



 



この2つの言葉は、外大ラグビー部が根本に抱える大きな課題から来ていると僕は勝手に思っています。



部員各々のラグビーに対するマインドの差です。



 



未経験者がほとんどの外大ラグビー部は、ラグビーをするために外大に来たという部員がほぼゼロです。各々がラグビーをする確固たる大義はなく、各部員が自分自身でその大義を見つけるしかありません。



 



 



しかし、個人とは別に、外大ラグビー部が勝つことには大義があると僕は考えています。



「良いチームになるため」です。



 



"良い"というのはとても曖昧な表現ですが、誰もが各々の心の内に自分なりの判断基準で"良い"があり、それを個人としては追求して日々生きているはずです。それと同じで、チームもその内にはそのチームなりの基準で"良い"があり、それをチームとして追求するのは至極当然ではないでしょうか。



 



各々のラグビーをする大義は各々が自分で見つけてくれればいいですが、チームの一員であるならば、そのチームが"良い"チームになることを追求しなければなりません。



 



"良い"チームには様々な要素があるでしょう。試合に勝つこと、楽しいこと、メンバーのラグビーに対する意識が高いこと、規律を守ること、よく話し合っていること、など。そして、メンバーの一員であるならばこれらを積極的に追求すべきであり、その行いには「チームを良くする」という大義があるのです。



 



 



長くなってしまいましたが何が言いたかったかというと、勝利することには大義があり、ラグビーをやる理由は各々違えど、勝利に対するマインドやチームを良くしようという想いに差があってはならないということです。



 



抽象的な内容で、自分の文章力で言いたいことがそのまま伝わったかはわかりませんが、理解しようと思っていただければ幸いです。



 



 



今年のチームスローガンについて幹部みんなで考えた結果、『変革』を掲げました。



 



チーム体制や練習の組み方、ラグビーノートや面談、体重など、既に色々な変革がチームに起きていて、これはすべて「良いチーム」になるために必要だと思っています。



 



規律や体重目標など、まだ甘い点が垣間見えることを考えると外大ラグビー部は良い方向に向かってはいても「良いチーム」と言い切れる状態からは程遠いのは事実です。



 



みんなで「良いチーム」に1年間かけて変わっていきましょう。



 



 



OBOGの皆様方、今年度も東京外国語大学ラグビー部の応援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。



 



 



 



 



 



 



 



 

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