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リレー日記

日常が非日常に

投稿日時:2021/02/25(木) 21:11

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。オセアニア地域専攻4年の長瀬裕太です。



 



最後のリレー日記となりました。まず最初にこれまで支援し、ラグビーができる環境をつくってくださいましたOB・OGの皆様に感謝申し上げたいと思います。また、ラグビーという新しいスポーツへの挑戦を支持し、4年間支え続けてくれた両親には感謝してもしきれません。ありがとうございました。



 



ラグビー部に入部を決断したのは、4月25日と同期の中では遅い方でした。今までクラブチームで13年間プレーし続けたサッカー、熱心に勧誘してもらった新しい挑戦となるアメフトとラグビーの三つで悩んでいました。けいたさん、わいさん、りょうさんに色々なところに連れて行って勧誘していただき、最終的に最後まで辞めずに自分が一番肉体的にも精神的にも成長することができる場所であると思ったラグビー部を選択しました。



そして、4年間この選択を後悔したことは一度もありませんでした。辞めたいと思ったこともありませんでした。辛い時やきつい時はもちろんありましたが、逃げたところで自分のためにならず、自分が正しいと決断したことを信じ、やりきりました。



4年間振り返り、ラグビー以外の他の選択肢もあったのではないかとも思います。ひたすら遊び、大学生活をより楽しむこともできたと思います。しかし、あれこれ考えたり、他の人と比較しても意味がないことであり、今やっていることをとにかく楽しむことが大事であると思い続けました。



今、後輩のみんなは去年同様満足のいく活動が出来ず、モチベーションを保つことや目標を定めることが難しい状況にあると思います。しかし、この状況をいかに楽しみ、前向きに捉えるかが大事です。自分の経験からもラグビー部を選んだことは間違っていません。みんなと会えなくてもいろんな方法で自分を磨き、強くなることができます。与えられた役職以外にもラグビー部のためにできることは多くあります。自分でラグビー部の中に存在感を見出し、自分のため、ラグビー部のために何かしら目標をつくってみてください。そして、きつい時こそ全力で楽しんでください。きっと明るい楽しい日々がまた戻ってきます。頑張ってください。



 



最後にラグビー部に勧誘してくださり、入部前も入部後も自分に優しく接し、常に手本であり続けた先輩方、楽しい時も苦しい時も常に寄り添い、一番長い時間を過ごした同期、そしてどんな時でも信じ、慕ってくれた後輩の皆に感謝申し上げたいと思います。



引退試合が終わった後、中学・高校の引退試合の時には感じなかった悲しい気持ちに襲われました。ほんとに終わってしまうのか、これから何しようと目標を失った喪失感もあり、同時に初めて「仲間」と呼べる人たちに出会えたなと思いました。今までは勉強との両立が忙しかったため、クラブチームのチームメートとの関わりを深くすることができず、孤立してしまう自分がいました。しかし、勉強もスポーツも同じ時間を共有し、人生で初めて多くの時間を一緒に過ごした部のみんなといる時は心の底から楽しかったです。素の自分でいられました。自分を受け入れ、楽しい時間を過ごさせてくれてありがとうございました。



 



最後まで後輩の手本となるような選手にはなれず、みんなに支えてもらってばかりでした。OBとなった今後、少しずつ恩返ししていきたいと思います。4年間の大学人生をラグビーに捧げてよかったです。皆さんの大学生活も充実したものでありますように。



 



2021年2月25日 長瀬裕太

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