リレー日記
My Time
投稿日時:2022/12/23(金) 23:50
リレー日記をご覧のみなさん、こんにちは。中国語科4年の植田穂香です。
この挨拶も最後です。
遂に引退日記を書くことになりました。
やっと実感が湧いてきたので書けそうな気がします。
言葉で伝えることがあまり得意ではないので、長く拙い文章になるかとは思いますが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
やる気が出たのはいいものの書き始めに迷ったので、一緒に私の4年間を振り返っていただけたらと思います。
ラグビーのラの字も知らずに入部した一年目。
すごく悩んだけど、ここなら自分を成長させることができる、と思い入部したことを今でも覚えています。
あの時の自分を、最高の選択をしたねと褒めちぎりたいです。
そして“ラグビー部を選んだら、後悔はさせない”と後押しの言葉をくれた先輩には感謝を。
優しい先輩に囲まれて、全てが魅力的なラグビーの沼にずぶずぶハマっていきました。
夏合宿で揉まれ、レフリーを目指すようになった覚えがあります。
この年は日本でワールドカップが開催され、同期みんなでパブリックビューイングに通い詰めたのもいい思い出です。
まだまだひよっこな私はついていくのに必死で、けれど充実した毎日を過ごしていました。
先輩達の背中が偉大でカッコよくて、ひたすら憧れ続けた一年でした。
活動制限に苦しんだ2シーズン目は、グラウンドに立てることが楽しくてありがたくて。
この頃は部活に行けず、みんなにも会えず、1人だけで頑張るのも限界で。
8月終わりに部活が再開し、やっと心の底から頑張るぞってなりました。
そこから12月まで、1秒1秒が惜しくて噛み締めることに精一杯でした。
もっとこの代で活動したかった、そんな風に感じさせてくれた代でした。
新天地での戦いが始まった3シーズン目。
相変わらず苦しい状況でしたが、勝コーチの指導もあり、どんどん成長するみんなが刺激でした。
個人的には8月末に念願のC級レフリーとして認定をもらい、ようやくチームレフリーとして一つ自信を持つことができました。
その一方でまだこのチームのためにできることがある、と思いもう一年やらせてもらうと決めたのは、秋ぐらいだったかなと記憶しています。
そしてドキドキとワクワクで迎えた初めてのリーグ。
結果には満足はできぬものの納得できるものであり、翌年に希望を持つことができたと思います。
ゆるっした雰囲気がなんとも憎めない、この代が大好きでした。
またこの一年は同期スタッフと共に過ごす最後の年でもあり、一瞬一瞬が本当に愛しい時間でした。
たくさんぶつかりたくさん道に迷ったけど、無事3人の引退を見届けることができて安心したと同時に、少しだけ寂しさも抱いていたような気がします。
4年目を迎えた今シーズンは、ありえないぐらいたくさんのことが起こった一年でした。
そして辛抱することが多かった一年でもあったと思います。
個人的に、新歓試合は勝てたものの、そこからは本当に苦しかったです。
加えて3年ぶりの合宿やシーズン直前の練習試合もしっくり来ず、正直不安でいっぱいでした。
そんな私の不安を吹き飛ばすリーグ戦三連勝、地道に頑張り続けたみんなを尊敬します。
そして遂に辿り着いた入れ替え戦。
2年間目指したあの場に一スタッフとしていることが誇らしく、80分が夢のような時間でした。
結果は5-36。
悔しくて、苦しくて、何よりもみんなの辛そうな顔を見るのがしんどくて。
ただ試合終了の笛が吹かれるその瞬間まで、前を向いて諦めずにトライを目指すみんなが眩しかったです。
あの80分、誰がなんと言おうと間違いなく、みんなが世界で一番かっこよかったよ。
去年入れ替え戦に行けなかった悔しさが、今年入れ替え戦の舞台に連れて行ってくれました。
だから今年の悔しさを知る後輩のみんななら、来年4部昇格を成し遂げてくれる、そう信じています。
話は逸れますが、今年は自分の未熟さと向き合った一年でもありました。
余裕の無さに苦しめられ、受け入れることのできない幼稚な自分を何度嫌いになり何度責めたか、正直思い出したくもありません。
部員にはたくさん迷惑をかけたし心配させたよね、ごめんね。
ここだけの話、何百回も逃げ出したかったし、初めて辞めたいと思いました。
けどラグビー部という場所は、逃げずに立ち向かう度胸と受け入れる勇気を教えてくれました。
こんな荒治療二度とごめんだけど、ラグビー部で得た経験、特に最後の一年で精神的に得たものは、どこの誰にも経験できないと思います。
色々と思い返してみましたが、チームレフリーとして、スタッフのスタッフとして過ごした残りの一年が、正直チームにとってプラスになったかわからないです。
みんなのために動きたいと思っていたのに学ぶことや助けてもらうことが多すぎて。
私がいない方がみんなのためになったのではないか、自分たちで考えさせたほうが上手くいったのではないか、と今でも考えてしまいます。
ただ私がいたことで、先輩が、後輩が、同期が、笑顔でいる瞬間が少しでも増えたなら、それだけでも残った意味のある一年だったと思います。
振り返りを終える前に、今後について少し。
実はちょっと前に、レフリー活動に区切りをつけました。
この一年レフリーという立場に向き合ってみましたが、想像以上に向いていなくて。
ビビリで緊張しいな私が、よく30人の巨人たちを相手していたと思います。
そんな中で終わりを決めた1番の理由は目標です。
自分の成長がチームの成長に繋がる、そう信じて努力しましたが、次のフェーズを考えた時にそれ以上の目標を自分では探し出せませんでした。
けれど誰もができるわけがない経験をさせていただけたことに感謝すると共に、時間をかけて私を育ててくださったレフリーコーチをはじめ、たくさんのレフリーの先輩方、中でもすずかさんには本当に頭が上がりません。
レフリーとしてグラウンドに立つ、最初の試合も最後の試合もすずかさんに見届けていただけた、私は一生の幸せ者だと思います。
すずかさんに憧れ、すずかさんを追いかけ続けたレフリー生活でした。
これからは一観客としてラグビーというスポーツを楽しめたらと思います。
この4年間は数えきれないたくさんの人々にお世話になりました。
本当は全ての人に直接会ってお礼を言いたいのですが、この場を借りて最大限の感謝を伝えさせてください。
ラグビー部を支えてくださるOB・OGの皆様、ご家族の皆様。
暖かい応援と手厚い支援、そして何よりもグラウンドへと足を運んでいただき、ありがとうございます。
現役が苦労なく真摯にラグビーに向き合うことができているのは、間違いなく皆様のサポートのお陰です。
今後も外大ラグビー部を暖かく見守ってくださると幸いです。
古本監督と勝コーチ。
直接お話する機会は多くはありませんでしたが、プレーヤーだけではなくスタッフも気にかけていただき、ありがとうございました。
監督とは部外の試合でお会いできたことが、個人的な嬉しかったポイントです。
ラグビー部の魅力を余すことなく教えてくださった先輩方。
ラグビーのことは勿論ラグビー以外にも学ぶことが無限にあり、みなさんと過ごす1秒1秒が楽しく刺激的でした。
引退後もたくさんお会いする機会があり嬉しかったですし、気にかけてくださって心強かったです。
またたくさんの先輩方が復帰してくださり、一緒にラグビーに向き合えて幸せでした。
たくさんの愛をありがとうございました。
やることなすこと全部可愛い一年生。
まずはラグビー部を選んでくれてありがとう。
そしてここまでついてきてくれてありがとう、よく頑張ったね。
一緒にシーズンを過ごすことができて楽しかったです。
みんながもっともっとラグビーとラグビー部が好きになって、もっともっと充実した時間を送れますように。
いつも楽しそうにわちゃわちゃしている二年生。
先輩としては仲良しで楽しそうにしている姿を見れるだけで十分でした。
笑顔でいてくれてありがとう。
来年以降、上級生としては楽しいだけでは難しい学年になると思うけど、協力して悩んで助け合えると思っています。
みんなが”先輩”として部を引っ張る姿、楽しみにしているね。
留学に行っている三年生の2人へ。
私たち先輩の力不足で気づけば2人になってしまって寂しい思いをさせてしまったね。ごめんね。
そんな中でも部に残り続けてくれた2人には感謝の気持ちが尽きません、ありがとう。
2人だけで迎える幹部代、不安あるかな?それともワクワクしてるかな?
ウエダワダの同期激アツホットラインならきっとぶちかませるよ!!!頑張れ!!!
可愛がるには時間が少なすぎたスタッフ。
かっこいいとは程遠い先輩だったとは思うけど、愛のあるイジリ(笑)とともに慕ってくれてありがとう。
高速リレー日記のラブコール祭りが嬉しかったから、きっと何回も見返しちゃうんだろうな。
今年という嵐のような一年を乗り越えたみんななら、この先何があっても頑張れると思います。
そんなみんなに私から言いたいことは一つ、コミュニケーションだけは疎かにしないでね。
特にしんどい時辛い時、1人の方が楽かもしれないけど、たくさんの仲間がいるんだから頼ってみて。
きっと一緒に考えて一緒に乗り越えてくれるから。
大丈夫、みんなならできるよ。
私が羨ましがるような最高のスタッフチームを私に見せびらかしてよね!!!
個性はないけど曲者揃いな同期。
まずは4年間本当にお疲れ様でした。
今はただ、15人と一緒に4度目のシーズンを終えることができてとても安心しています。
4年間一緒に頑張ってくれてありがとう。
初めてみんなが外大の白ジャージを着た一年生試合がすごい前のことに感じるくらい、色んなことがあったね。
特別カリスマ性があったわけじゃないし、相手全員をぶちのめせるような天才的なパワーや技術があったわけでもない。
どっちかといえば後輩気質な人たちばかりだし、言葉足らずだし。
けど不器用ながらに一生懸命に努力する姿を一番近くで見守ってきたつもりです。
結果主義のスポーツで過程は評価されないかもしれないけど、これだけは言わせてください。
この4年間で積み上げてきた努力、時間をかけて悩み抜いたこと、全部絶対に無駄ではなかったです。
目標にはあと一歩届かなかったけど、ラグビーにそしてラグビー部に真っ直ぐ向き合うみんなは本当にかっこよかったです。
みんなは私が出会ってきた誰よりも努力家で誰よりも責任強く、誰よりも暖かい。
そんなみんなは私の自慢であり、出会えたことが私の人生の誇りです。
みんなのことが好きなことは分かりきっているかもしれないけど、私はみんなの想像以上にみんなのことが大好きで尊敬しています。
出会ってくれて、同期になってくれて、ありがとう。
最後に。
先に引退した同期スタッフのあみ、まりの、あやみ。
読んでいるかな?
直接言うのはちょっと恥ずかしいから、リレー日記で伝えさせてください。
1年間支えてくれてありがとう。
あなた達なしでは絶対に乗り越えることができない一年でした。
いつもしんどくなる前に連絡くれて、もしかして脳内見てるの?ってびっくりしたよ。
何度救われ、何度立ち上がる励みになったか数え切れないです。
3人の優しい気遣いに助けられました。
私のよき理解者であり、迷っている時に背中を押してくれる応援者であり。
言葉で説明するのは難しいけど、私にとってかけがえのない存在で。
この大学に入ってよかったことを聞かれたら、絶対3人に出会えたことと答えます。
もしも外大に入学しなかったら、もしもラグビー部を選ばなかったら。
最近そんなことをよく考えるけど、私は何よりも3人と出会うことのない世界線を想像することが1番怖いです。
それぐらい本当に大好きな人たちであり、私の宝物です。
同期として3人に出会えたこと、そして仲間として過ごした3年間は、何にも変えることのできない一生の財産です。
だけど友達として過ごすこれからの一瞬一瞬も、きっとかけがえのないものになっていくんだろうなと勝手に想像しています。
なので末長くよろしくね。
時に正義は残酷で、世の中は理不尽であり、必ず報われる努力なんてものは存在しない。
そんな現実を嫌というほど突きつけられました。
けど逃げることなく闘い、たまに泣いて怒って愚痴りながら愚直に向き合い、一途にラグビーとラグビー部を愛した4年間だったと胸を張って言えます。
入部した時の自分へ。
引退する時の私は、達成感と満足感に満たされ、最高な仲間たちと一緒に引退を迎えることができました。
最後の学生生活、私がいるべき場所はラグビー部で合っていたよ。
だからその選択に自信を持って。
ラグビー部を選んでくれてありがとう。
この場を選ぶことがなければ知ることのなかった感動、喜び、貴重な経験、そして何よりも人生を通して大切にしたい仲間との出会いをもたらしてくれた、そんな外大ラグビー部が大好きです。
ありがとう、ラグビー部。
バイバイ。
2022年12月23日 植田穂香
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