リレー日記
それを剛と呼ぶのなら
投稿日時:2024/12/07(土) 17:49
2年の山﨑です。
早速たかふくからの質問に答えましょう。外語祭で一番おいしかったもの。私は今年、去年の鬱憤を晴らすかのように怒涛のペースで18もの料理を食べました。順番をつけるのがキツすぎるぐらい全て最高でしたが、三つ挙げさせてください。台湾夜市のジーパイ、ベンガル語科(笑)のエッグロール、サッカー部の豚汁です。豚汁はつまらないかもしれませんが、夜の寒さもあって、感動する美味しさでした。
正直選ぶのかなりきつかったです。ブリヌイもサモーサーもブランボラークもタコスも、そのほかも全部本当に捨てがたいです。1年生がいる語科で行けなかったところがあったのは非常に残念。来年も楽しみです。
では、先にたくとに「好きな練習メニューTOP5」という質問を回してから、明日の入れ替え戦に寄せて、少しばかり長めのお話をしようと思います。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高校のラグビー部を引退してから初めて入った自分達の部室は、それまでとは全く違う部屋のようだったのを覚えています。ただの物置きみたいで、ひんやりしていて、かつては毎日入り浸っていた部屋が、無愛想に私に背中を向けてしまったような感じでした。
一分ほど立ち尽くした後、もうそこにある必要のないヘッドキャップとスパイクを片付けた時、部室に残っていた最後の暖かみが消えて、自分がもうラグビー部ではないということを強烈に実感しました。
引退するまでは、「もし引退しても同期には学校で会えるから」「卒業してもOB戦でまたラグビーできるから」と自分を誤魔化すように考えていましたが、いつも通り部室に来て同期とふざけあっていたあの日には一生戻れないのだと、痛いほどに教え込まれた夕方でした。
そして、2年と3週間が経ちました。
いつか、外大の東屋や部室がそんな空間になってしまう日も来るかもしれません。引退してから同期で集まったり、OB戦などで久しぶりにラグビーをすれば、それはもちろん楽しいです。感慨深さもあります。でも不思議なもので、それでもあの時の雰囲気というのは、二度と味わえないものです。
シーズンの最終戦、大学に入って最大の大一番を前にして、今なぜだか私自身が引退を間近に控えているかのような、他人事とは言えない緊張感や喪失感があります。
4年生とは本当に仲良くさせてもらいました。
元々極度に緊張するタイプなので、今年で引退かのような錯覚は、ちょっと精神的には厄介です。でも、この一年で今が一番、4年生と同じ方向を向けている気がします。
結果を出して、シーズンの最後を勝って終われれば、部室に冷たく背中を向けられずに済むかもしれません。
わざわざ「俺はまだ引退しないから」と無理やり自分に言い聞かせることもないので。
どうせなら明日引退する気で戦います。
高校で経験したあまりにも悔しい引退を忘れていないので。その方が自分の最大限を出せる気がします。
余談ですが、ラグビーに出会って以降、理不尽なものを除けば、根性論はそれほど嫌いではないです。
高校も大学も、体の小さいチームでした。しかし2度も、そんなチームが「近場勝負」を武器にするまでに至っています。
「柔よく剛を制す」とは、美しい理論です。
黄色い顔をした小さな柔道家が、筋骨隆々の世界の選手をいとも簡単に投げるその様は、ある種の美しさを持って我々の目に飛び込んでくるものです。
しかし、その逆を突き通すのもまたロマンではないでしょうか。
5m先にトライラインが見えた時、FWの選手が地に手をついて睨み合いが始まった時に、美しい理論は一種のプライドによって掻き消されます。
「この一年間が、あと5mで報われる。」
そんな状況であれば尚更です。
私にとって、ラグビーにおける近場勝負ほど、男のプライドが擽られる場面はありません。プライドとプライドの正面衝突。それを突き動かすものをアドレナリンとでも呼びましょうか、しかし私には、それを超越した科学的でない何かがそこに含まれる気がしてならないのです。
そしてその気持ちというものが時に、圧倒的なフィジカルやスピードをも跳ね除けてしまう事があります。
それを伴った時、我々には剛を以て事足りる。
これだからラグビーは面白いんです。
今の外大はそれを持っているはず。明日はそんな美しき馬鹿になって、笑顔でピッチを去れたらな、と思っています。
早速たかふくからの質問に答えましょう。外語祭で一番おいしかったもの。私は今年、去年の鬱憤を晴らすかのように怒涛のペースで18もの料理を食べました。順番をつけるのがキツすぎるぐらい全て最高でしたが、三つ挙げさせてください。台湾夜市のジーパイ、ベンガル語科(笑)のエッグロール、サッカー部の豚汁です。豚汁はつまらないかもしれませんが、夜の寒さもあって、感動する美味しさでした。
正直選ぶのかなりきつかったです。ブリヌイもサモーサーもブランボラークもタコスも、そのほかも全部本当に捨てがたいです。1年生がいる語科で行けなかったところがあったのは非常に残念。来年も楽しみです。
では、先にたくとに「好きな練習メニューTOP5」という質問を回してから、明日の入れ替え戦に寄せて、少しばかり長めのお話をしようと思います。
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高校のラグビー部を引退してから初めて入った自分達の部室は、それまでとは全く違う部屋のようだったのを覚えています。ただの物置きみたいで、ひんやりしていて、かつては毎日入り浸っていた部屋が、無愛想に私に背中を向けてしまったような感じでした。
一分ほど立ち尽くした後、もうそこにある必要のないヘッドキャップとスパイクを片付けた時、部室に残っていた最後の暖かみが消えて、自分がもうラグビー部ではないということを強烈に実感しました。
引退するまでは、「もし引退しても同期には学校で会えるから」「卒業してもOB戦でまたラグビーできるから」と自分を誤魔化すように考えていましたが、いつも通り部室に来て同期とふざけあっていたあの日には一生戻れないのだと、痛いほどに教え込まれた夕方でした。
そして、2年と3週間が経ちました。
いつか、外大の東屋や部室がそんな空間になってしまう日も来るかもしれません。引退してから同期で集まったり、OB戦などで久しぶりにラグビーをすれば、それはもちろん楽しいです。感慨深さもあります。でも不思議なもので、それでもあの時の雰囲気というのは、二度と味わえないものです。
シーズンの最終戦、大学に入って最大の大一番を前にして、今なぜだか私自身が引退を間近に控えているかのような、他人事とは言えない緊張感や喪失感があります。
4年生とは本当に仲良くさせてもらいました。
元々極度に緊張するタイプなので、今年で引退かのような錯覚は、ちょっと精神的には厄介です。でも、この一年で今が一番、4年生と同じ方向を向けている気がします。
結果を出して、シーズンの最後を勝って終われれば、部室に冷たく背中を向けられずに済むかもしれません。
わざわざ「俺はまだ引退しないから」と無理やり自分に言い聞かせることもないので。
どうせなら明日引退する気で戦います。
高校で経験したあまりにも悔しい引退を忘れていないので。その方が自分の最大限を出せる気がします。
余談ですが、ラグビーに出会って以降、理不尽なものを除けば、根性論はそれほど嫌いではないです。
高校も大学も、体の小さいチームでした。しかし2度も、そんなチームが「近場勝負」を武器にするまでに至っています。
「柔よく剛を制す」とは、美しい理論です。
黄色い顔をした小さな柔道家が、筋骨隆々の世界の選手をいとも簡単に投げるその様は、ある種の美しさを持って我々の目に飛び込んでくるものです。
しかし、その逆を突き通すのもまたロマンではないでしょうか。
5m先にトライラインが見えた時、FWの選手が地に手をついて睨み合いが始まった時に、美しい理論は一種のプライドによって掻き消されます。
「この一年間が、あと5mで報われる。」
そんな状況であれば尚更です。
私にとって、ラグビーにおける近場勝負ほど、男のプライドが擽られる場面はありません。プライドとプライドの正面衝突。それを突き動かすものをアドレナリンとでも呼びましょうか、しかし私には、それを超越した科学的でない何かがそこに含まれる気がしてならないのです。
そしてその気持ちというものが時に、圧倒的なフィジカルやスピードをも跳ね除けてしまう事があります。
それを伴った時、我々には剛を以て事足りる。
これだからラグビーは面白いんです。
今の外大はそれを持っているはず。明日はそんな美しき馬鹿になって、笑顔でピッチを去れたらな、と思っています。
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