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リレー日記

二度寝

投稿日時:2025/01/17(金) 21:31

リレー日記をご覧の皆さん、こんにちは。



 



一度4年目に引退して、5年目も復帰したけれど「どうせ来年もやるんでしょ」と言われたので引退リレー日記書かかなくていいかなーとか思ってたら



あっという間に6年目の復帰シーズンも終わって完全引退となりました。



ポルトガル語科6年の廣瀨です。



 



今回久しぶりにリレー日記を書くことになり、前回最後に自分が書いたものを見返したら、ラグビー部での思い出を夢に喩えていました。過去の自分が書いた文章を見返すのは気恥ずかしいものでしたが、意外と上手いこと書くもんだなと思いました。そういうわけで復帰後のシーズンは二度寝の夢のような気分です。



 



あっという間だった復帰後のシーズンを振り返ると、4年で引退した後ブラジルのブラジル留学から帰ってきて復帰した5年目のシーズンと、その後就活を終えて復帰した6年目のシーズン、どちらも昇格は叶わず悔しい結果となりましたが、復帰してよかったなと思える大学ラグビーの締めくくりでした。



 4年目、5年目の時にはいた復帰組の先輩がいなくなり、完全に最上級生となった最後の一年は、後輩を引っ張る、というわけにはいかず、不甲斐ない部分も多くありました。後輩から檄を飛ばされる場面もありました。スローが決まらず自分でも歯痒い思いをして、その分他で取り返そうと必死で走ったのを覚えています。



ただ、最後の一年で思ったことは、毎日練習すればするほどラグビーが少しずつ上手になって、でもその分まだまだできない部分も見えてきて、そしてその分ラグビーが好きになっていくのを実感できたことです。



 



ラグビーを始め、続けてきた理由が「周りにいた人たち」だった自分は、最後の一年も仲間たちに恵まれました。特に6年間一緒にプレーした同期は、本当にかけがえのない存在でした。6年目まで残ったのは自分を含めとても個性的なメンバーでしたが、後輩たちが優しく受け止めてくれたこともあり、より同期の絆が深まったように思います。合宿のOB部屋、OB車楽しかった!



後輩たちも仲が良くしっかりしているので来年以降さらに一体感のあるチームになるのが想像できて楽しみです。何より自分の扱い方をわかってくれているので、本当にやりやすく、楽しく過ごさせてもらいました。ありがとうございました。また観光会誘います!



最後の最後に、この一年かんたが目指した「応援されるチーム」の一員になれたことをとても嬉しく思います。



来年のチームはまた新入部員の獲得が課題になりますが、今年のチームのように一体感のあるチームならたくさん仲間を集められると思います。今後も下級生がたくさん発言できるように、下級生の意見を吸い上げられるような上級生であってください。



 



さてそんな自分の最高のラグビー人生の最後の試合ですが、シーズン最後の大阪戦で脳震盪になり、人生で初めて記憶を失うことになりました。



そのため最後の試合の記憶がふわふわしてしまっているのですが、それもまた夢のようで、自分らしいラグビー人生の締めくくりかと思います。



また、最後の公式戦である昇格戦では、大学1年の時に手術をした肩をまた痛め、「あ、これは亜脱臼またやったわ」となってしまいとても萎えました。幸い再手術とはならずに済みましたが、この怪我の多さも自分のラグビー人生を象徴していると感じます。



やっぱり怪我はしない方が絶対に良いです。後輩には大きな怪我をせず、怪我への恐れを微塵も感じず万全の状態で闘い抜いてほしいです。



ラグビーをプレーする上で避けられない怪我ですが、自分にとってはこの怪我も「怪我をした時に何ができるか」を考え闘い続けた証として自分に刻まれたと思っています。また、怪我を乗り越えたからこそ、思いっきり身体を動かす喜びを感じられるようになったと思います。最後の一年は本当に身体を動かすのが楽しかったです。



 



ただやっぱり思うのは「負けると悔しい」っていうのは変えようのない事実だということです。高校の時にはトーナメントだったので勝って終わることは難しかったのですが、大学ではリーグに所属することになり、勝って終わることができるようになりました。今年の昇格戦で負けてしまった直後、シーズンの最後に昇格戦を勝って終わることができたらどんなに気持ちよかっただろうという悔いは残りました。後輩たちにはぜひ最高の気分でシーズンを終えるという経験をしてもらいたいなと思います。



 



楽しかった学生ラグビー、まだまだ続けたかったけど、もう大学を6年もやったので学生でいるわけにはいきません。



最後の最後でかなり満身創痍になってしまったので、試合に出られるかはわからないですが、今後もラグビーしたいなというタイミングはきっと訪れると思います。その時のために今後もラグビー愛を持ち続けたいと思います。幸いなことに留学先のブラジルでもラグビーをプレーすることができ、ラグビーというコミュニティは世界中どこに行っても通用するものだと知ることもできました。自分もこの輪に入れて幸せだったので、この先も身体を動かしたくなったら練習に顔を出そうと思います。



 



さて、二度寝というものは大体のんびりできる時にするものなので、このアディショナルな2年はかなりのんびりした生活を過ごさせてもらいました。



ですが二度寝をする時というのは往々にして寝坊してしまう危険性が高いというのも6年間朝練のために早起きを続けてきて学びました。



なので二度寝の夢に浸るのはこの辺りにして、そろそろ目覚めて現実に戻ろうかと思います。



 



ここで現実のことを考えてみると、



卒論も終わったし卒業まで最初で最後の部活のない大学生活楽しんじゃうぞーー!どこに旅行に行こうかなー!!最高の気分!!!



この後が三度寝の夢かもしれません。



あんまり寝ぼけないようにします。



 



今までありがとうございました。



 



2025年1月17日 廣瀨諒太郎

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