大きくする 標準 小さくする

リレー日記

Go the Distance

投稿日時:2026/05/16(土) 05:45


こんにちは。

言語文化学部三年英語科の髙田喬太と申します。

今シーズン副務を務めることとなりました。若輩者ではありますが、どうぞよろしくお願いします。





はじめに、OB・OGの皆様におかれましては、平素より多大なるご支援と温かいご声援を賜り、誠にありがとうございます。

決して部員数が多いとは言えない弊部において、私たちが充実した活動を続けられているのは、ひとえに皆様のお力添えがあってこそです。

練習や試合へのご来場、年会費や寄付金のご支援、Amazonほしい物リストを通じた差し入れなど、日頃より多方面にわたるご厚意に心より感謝申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。








四月の新歓期間にも一区切りがつき、八十八夜の別れ霜も過ぎて、九十九夜の泣き霜の時期となりました。

新入生の皆さんが入部してくれたことを、とても嬉しく思っています。

濃密な新歓期間を経て皆さんと出会えたことに、とても縁を感じています。

どの新入生を見ても素敵で、個性豊かで、しっかりしていて、まだ出会ったばかりですが、これからがとても楽しみな代だと感じています。

短い時間ではありますが、どうぞよろしくお願いします。






そして、新歓を中心となって引っ張ってくれた隊長の崇、本当にお疲れ様でした。

一生懸命新歓に向き合う姿勢と隊長としての立ち振る舞いから、多くを学ばせてもらいました。

今回の新歓が成功したのは決して一人の力ではありませんが、それでもあなたの存在が大きかったことは間違いありません。


改めて、ありがとうございました。








副務としてこの日記に何を書くべきか考えたとき、正直まだ自分の中で整理しきれていない部分があります。

それは、去年まで自分が副務になるとは思っていなかったからかもしれません。


レフリーとしてこの部に入り、これまでスタッフの仕事に真正面から向き合ってきたとは言えない。

プレーでチームに貢献してきたわけでもなく、かといって裏方として支えてきたと胸を張れるわけでもない。

だからこそ今、この肩書きを背負っていることに少し戸惑いもあります。




それでも、あるいはだからこそ、大切にしたいと思っていることがあります。

それはスタッフとの関係性です。


幸いなことに、私の隣には四人の同期スタッフがいます。


全員のことを尊敬しています。

二年間共に活動する中で、どんな状況でも着実に成長していく姿を見てきました。

それぞれが経験の中で強みを築き、今では私と同じ最高学年としてチームを支える時が来ました。


とても心強い存在です。


彼女たちの力を最大限発揮できる環境を整えること、その指揮を取ることが自分の役目だと考えています。




また、二年生のスタッフも、ラグビーに対する理解や仕事スキルの成長を日々感じています。

個人的には、スタッフとしての「二年生」は難しさを感じる時間も多い時期だと思います。

慣れが出てくる一方で、そこに停滞感や迷いを感じることもあるかもしれません。

しかし、この一年で何を得るかが、来年以降に大きく影響してきます。

多くを吸収し、挑戦し、失敗を重ねることが大切になる一年です。


私たちの代が引退したあとも、チームとスタッフがさらに進化していくための土台を築く一年にしていきます。

そのためにも、スタッフが多くの学びと経験を得られる環境を作ることが私の責任だと思います。




そして新入生の皆さん、入部してくれて本当にありがとうございます。

まだ分からないことも多く、不安もあると思いますが、まずは部活動を楽しんでください。


「部活」という組織は、結果を求めて活動に取り組んでいます。


常に努力している人が周囲にたくさんいる環境に身を置く、それだけで大きな刺激になります。


さらにこの部活には人間的な魅力に溢れる人がたくさんいます。

すぐにラグビーそのものを好きになることは難しくても、まずは部活の雰囲気や、そこにある熱量を好きになってくれたら嬉しいです。



またスタッフという立場は不思議なもので、誰かのために動いているはずが、気づけば自分自身の成長につながることが多い立場です。

たくさん一緒に学び、たくさん一緒に経験し、そしてたくさん一緒に成長していきましょう。

入部したときの副務が自分で良かったと思ってもらえるように努めていきます。




そしてプレーヤーの皆さん。

日々、怪我への恐怖やプレッシャー、結果への責任を背負って戦い続けている姿を、本当に尊敬しています。

中高時代には、プレーヤーと主務(マネージャー)を兼任する中で、ピッチに立たない人間がプレーヤーのためにすべきことを自分なりの視点で考え続けてきました。

そうした経験も踏まえながら、皆さんが今後少しでも良い状態で戦える環境をスタッフ全体で整え続けます。



また、選手が抱え得る焦りや不安、プレッシャーなどは、自分自身も中高のラガーマンとして感じていました。

だからこそ、みなさんがそうした感情を抱えた際には、一人で抱え込まず、少しでも話しやすい存在でありたいと思っています。

活動の中で気になること、不安なこと、逆に嬉しかったことなど、どんな些細なことでも構いません。

何か話したい時や頼りたいときは、いつでも頼ってください。







組織としての在り方を考える一方で、個人としてのスタッフ観についても考えています。

あまりこうした内省を言葉にするのは得意ではありませんが、この場を借りて自分の考えを残しておきたいと思います。




スタッフにはさまざまなタイプがあっていいと思っています。

それぞれが目指す理想の姿に向かって努力していれば、自ずと成長できるはずです。


自分がどうなりたいのか、どのようにチームに貢献していくか。


最初は間違っていたとしても、それを考え続けることが大切なように感じます。




その中でも私の指標あるいは軸をここに記します。




「プレーヤーが自分のことを見て安心できる存在でいられるか。」



より具体的な状況を挙げるとすれば、試合終了5分前、3点ビハインドの状況で、相手陣22mでのマイボールスクラム。

その場面で自分の顔を見たプレーヤーが、冷静さを保ったまま闘志を燃やせるかどうか。




とても抽象的かもしれませんが、私は常にこの指針を軸にしながら活動していきます。


もしその瞬間に、彼らの心を落ち着かせながら、同時に少しでも火をつけることができるのであれば、そのスタッフは私の理想にかなり近づいていると言えるでしょう。




ただスタッフ全員がこの目標を持つべきだとは微塵も思いません。


一人ひとりが自分と向き合い、考え続けている限り、私たちの思考は練り上げられ、より洗練された答えに近づくでしょう。


そして考え続けることで、絶対的な正解がない答えをどんどん発展させていくこともできると思います。



私は、その思考を始めるきっかけを作り、思考の過程で悩んだ時にはフォローし、間違ったことがあれば自分でそれを正せるように道筋を示す存在でありたいです。

そして私が間違った時には、「副務」など関係なく互いに修正し合う。

そういった環境の中で一緒に成長し続けていければと思います。




前述した私の目標に至るまでの道は一つではありませんが、相当の努力と日々の信頼の積み重ねが必要になるはずです


スタッフはプレーをしない分、プレーヤーからの信頼を得るのは決して簡単ではありません。

だからこそプレーヤーの目標達成を下支えする中で、自分に何ができるかを考え行動に移し続ける必要があり、その先に、スタッフならではの達成感と多幸感があるのだと思います。




さらに、誰かを支えるために熱意を注げるという環境は、なかなか出会えるものではありません。


この環境に感謝し、自分から働きかけ、さらに新しいことを吸収する。


これはスタッフの組織全体としても大切にしていきたい姿勢の一つです。






また、スタッフは献身的であるべき立場ですが、同時に、主役はあくまでプレーヤーであることも忘れてはいけません。

少し厳しい見方かもしれませんが、スタッフは「支えている自分」に自己陶酔してしまう危うさと常に隣り合わせにあると思います。

十分に相手を見ずに行うサポートは、時にエゴになり得るものです。


エゴイズムとアルトリズムがせめぎ合う中で、いかに俯瞰してそのバランスを取るか。


自分のためではなく、部として目標を達成のためにできることは何か。

それを問い続けることも、スタッフとして大切にしたい姿勢の一つだと思います。






最後の一年、自分にできること、部の目標を叶えるためにできることを最大限尽くします。

現状に留まるのではなく、現状と向き合い、思考し、チームを支える人間として成長していきたいと思います。


その答え合わせができるのは、引退リレー日記を書くときかもしれません。

それまでの限られた時間の中で、自分なりに考え、行動し続けていきます。





取り止めのない稚拙な文となってしまいましたが、もしここまで読んでいただけたのであれば幸いです。


残り約7ヶ月、どうぞよろしくお願いします。



そして今後とも、東京外国語大学ラグビー部への温かいご支援とご声援を、心よりお願い申し上げます。





東京外国語大学ラグビー部 第97期副務

髙田喬太

この記事を書いたメンバー

アーカイブ