リレー日記
今思うこと
投稿日時:2010/12/07(火) 22:41
こんばんは。更新が遅くなってしまい申し訳ありません。
同期の奴らがぐずぐずしているのを見て、僕のところに回ってきたら2時間くらいで更新してやろうとか思っていましたが、できませんでした。安易な考えに思いを巡らす過去の自分との訣別!
最後のリレー日記を書きたいと思います。
まずは先日行われました納会にいらっしゃったOBの方々にお礼を申し上げます。
僕もついに先輩方の仲間入りを果たしましたので、これからもなにとぞよろしくお願い申し上げます。
さて、引退試合となった東邦戦から早三週間が経過しました。
個人的には引退後もバタバタしていてなかなか落ち着かなかったのですが、最近ようやく落ち着いてきたと思ったら、卒論を書かなきゃいけないことを思い出しました。このまま慌ただしく過ごして卒業してしまいそうです。リョウジって生き急いでるなーとか思っていましたが、一番生き急いでいるのは僕かもしれませんね。いやー、世界中放浪して6年半大学にいればよかった!すりすり。
先日の納会の試合はとても楽しいものでした。
長いことプレッシャーの中でラグビーをやってきて(1年生の時は怒られる恐怖、2年生では試合に出られるかの不安、3年生では怪我、4年生が責任)、ラグビーというスポーツ自体を楽しむ機会が少なかったように思います。もちろんそれらのプレッシャーが自分を大きく成長させてくれたと思っていますし、僕の外大ラグビー部生活はこれらのプレッシャーを抜きに語ることはできないと思います。
ただ、今回何も背負うものがない中で、と書くと語弊がありますが、純粋にラグビーというスポーツを楽しめたことも僕にとってはとても良い経験になりました。辻本さんもおっしゃっていましたが、引退したばっかりの僕らなんかはラガーマンとしてはヒヨッコなのかもしれません。これからもっともっとラグビーの楽しさを知っていけたらと思います。
また、この試合では去年の自分たちの代のチームの船出を思い出しました。
今の幹部たち、特に三年生は、今回の大敗を受けて焦りを感じていると思います。
その焦りを大切にしてください。焦りが努力を呼び、努力が結果を連れてきてくれると思います。
そのために一人一人が自分たちにできることを最大限することを忘れないでください。
僕と外大ラグビー部との歴史をA450ページくらいのレポートにして披露したいところですが、紙がもったいないのでやめておきます。
簡潔に言うと、初心者で大学からラグビーを始めた僕は、1年生の時は今でいうミツアキ(怒られすぎ)、2年生の時はこばけ(試合出れたり出れなかったり)、3年生の時は水黒(けが人で主務。イケメンって意味やないで。)、4年生の時は知ってのとおりです。
特に四年生のリーグ戦は、僕にとっては一つ一つがとても大事で思い入れの強いものでした。本当はその一つ一つについて詳しく思うところを書きたいのですが、割愛します。
ここではもう少し他のみんなとは違う視点から、後輩たちへのメッセージを書きたいと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが僕が一番伝えたいことです。
11月14日に東邦大に負けて引退することが決まった時、僕は達成感と同じくらいの後悔を感じて、二種類の涙を流しました。
この後悔は4年生になってから幾度と感じてきたものです。
もう少しパス練しとけばよかったなぁとか、もっとたくさん筋トレしとけばよかったとか、もっとビデオ見ておけばよかったとか。考え出すとキリがないのですが、要するにもっともっとできることがあったんじゃないかっていう後悔です。実際僕には自分に甘いところがあったと思います。
この後悔を後輩のみんなには感じてほしくありません。1年生は大学からラグビーを始めた初心者がほとんどで、もしかしたら心のどこかで、上手くなくてもしょうがないって思っているところがないだろうか。2年生は自分たちがチームの核になるんだっていう意志を持っているだろうか。3年生は自分たちの代を外大ラグビー部史上最高の代にするんだっていう気概をもっているだろうか。
4年生の最後、引退する時になって、勝っても負けても自分が自分に出来うるだけの努力をしてきたって心から思えることは本当に幸せなことだと思います。そして、それはただ単に4年間ラグビーをがんばってきたということの何倍も意味があることなんじゃないかと思います。
そしてもう一つ、みんなは少し優しすぎると思います。
たとえば試合のスタメンが発表されたとき、選ばれなかった奴は「あの人がいるから俺が出られないのは当然だ」とかいう消極的な諦観をしてみたり、「俺がスタメンを取るとあの先輩が出られなくなるな」とかいう無用の心配をしているんじゃないだろうか。
そういう後ろ向きな優しさはいらないと思います。
人数が40人近くなって、もしかしたら4年間試合に出られないやつも出てくるかもしれない。でもそれじゃつまらないと思います。大事な試合にみずから出場することでしか感じられないこともあると思います。もっともっとスタメンを取ることに、他の人よりも上手くなることに貪欲になって、お互い切磋琢磨していくことが大事なんじゃないかな。
なんか書いてみたらすっごい偉そうな感じになってしまいました。
上に書いたようなことは、自分では全く実践できていません。ただ実践できなかったからこそ、その大切さが身にしみてわかっています。それを少しでも伝えられればと思ったまでです。
上ではしみじみと内省的な文章を書いてしまいましたが、僕はこの四年間が最高のものであったと胸を張って言うことができます。
僕は外大ラグビー部で本当に多くのものを学びました。今までラグビー部で経験した、きつかったことや楽しかったことやむかついたことや苦しかったことや面倒だったことやつまらなかったことやなんやかんや、そのすべてが僕を成長させてくれたと感じています。
僕はもしも生まれ変わっても、また外大ラグビー部に入部したいです(ポケットビ○ケッツ™)。
1年生のころから変わらず、時に厳しく、時に優しく接してくださった先輩方。僕は先輩方のような先輩になりたいと思ってずっと過ごしてきました。正直全然追いつけていないような気がします。これからもかわいがってください。
後輩たち、僕は副キャプテンとしては頼りない存在で、この一年間、いっぱい苦労をかけたし、いっぱい理不尽なことを言ったりしたりしました。本当に、よくついてきてくれた。これからも仲良くしてください。がんばれよ!
そして、4年間(もとしは2年だね)一緒に頑張ってきた同期のみんな、みんなの枕詞みたいなの考えたから受け取ってくれ!
”ガラスの体”伊東遥。”平和主義者”荒古直俊。”内面外人”中山元俊(cf.”外面外人”岡田毅志リチャード。すいません。)。”飛びたがり”森亮介。”ときどき大人なこと言う”磯山秋人。”良い問題児”竹本絢一。”ちょっと、だいすけ!なんで俺最後なの!?”広岡かずひろ。ひかると千恵はやめとくね。
みんなかなりクセがあってぶつかることもたくさんあったけど、その何千倍も一緒に楽しい思いをしてきたと思います。これからもよろしくな!
そして、船津君。1年生の時無為の日々を送っていた僕をラグビー部に連れてきてくれて本当にありがとう。
長々と書き連ねてきましたが、そろそろ筆を置くことにします。
普段から飄々として何考えているかよくわからない、と言われる僕ですが、ラグビーとラグビー部に対してはずっと熱いものをもって接してきたつもりです。ここまで夢中になれるものを与えてくれた外大ラグビー部にはただただ感謝するばかりです。
いまだ現役を引退したばかりの若輩者ですが、これからも変わらずよろしくお願い申し上げます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
田中大輔
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