リレー日記
ラスト小松です~君と虹と太陽と~
投稿日時:2011/11/21(月) 12:07
皆様お久しぶりです。
福島県立磐城高校弓道部出身・タイ語専攻4年・HOの小松渉です。
長いようで短かった4年間のラグビー生活が先日の海洋戦をもちまして終了しました。
最後の日記なので長く書かせていただきますがよろしくお願いします。
思い返せば、一年生の4月に、トルコ語科の僕の姉と知り合いだった大輔さんに飯を誘われて、ワンフーで五目焼きそば大盛りを残したのが、僕とラグビーの出会いの始まりでした。
大学に入学する前は、演劇かアイススケートかフィギュアスケートをやって語学もきわめて楽しく過ごそうという、なんともあほな希望を描いていました。福島から上京して、髪に金のメッシュを入れ、「さあ、これで俺も都会人だ!」と意気込んでいたところ、大輔さんと知り合い練習に参加することになりました。
吹奏楽と弓道しか経験したことがなかった僕にはタッチフットは全く意味不明で、ボールを思い切り前に投げたりして恥ずかしい思いをし、「絶対ラグビーなんてやるかい!」と強く決意しました。
そこで、別の部活の勧誘練習に参加したのですが、かなり走らされてグランドでゲロを吐いてしまいました。
「新人練習でさえこんな状態なのに、入部してもその先やっていけるわけないや・・・。」と愕然としながらグランドに突っ伏していたところ、グランドの真ん中あたりで、いかつい集団が楽しそうに練習しているのが見えました。よく見るとそれはラグビー部で、やっているのは僕が嫌いだったタッチフット。なのに、その時はなぜかタッチフットが楽しそうに見えました。その週に、ラグビー部は首都大と練習試合があるとのこと。なんとなく行くことにしました。
そして当日、首都大との試合が始まりました。全くルールは知らないし、眼鏡忘れたからあんまりはっきり見えないし、上着忘れて寒くて「やっぱり早く帰ろかな」と思っていました。
ですが、選手の熱いプレーを見ているうちにだんだんドキドキしてきて、そのドキドキがどんどん高ぶり止まらなくなり、そのうち「俺はラグビーやりたい!いい男になりたい!」となぜか勝手に思いこんでしまいました。それで、試合終了後に、入部宣言して今に至るわけです。その当時僕は体重50代、首かなりほっそり、顔真っ白、運動部経験なし、スキニーパンツ、福島弁丸出し、痛いの大嫌いでした。ほんと無謀としか言いようがありません。まあ、その時の自分の英断を称えたいと今になって思います。
入部してからは、体育会ラグビー部として当然のことですが、痛いし、きついし、朝早いし、辛いこともたくさんありました。
いきなりプロップとしてスクラム組まされたり、タックルでアオテンされて腰痛めたり、練習での自分の情けなさに練習後トイレにこもって泣いたり、菅平でD輔さんにひっぱたかれて泣いたり、言葉の暴力の数々に心を痛めて泣いたり、いろいろなことがありました。
ですが、そんな辛さを超える感動もいっぱいありましたし、特にこのシーズンは、たくさん感動したし、試合前も試合後もいっぱい泣いてしまいました。
入部するときの「ラグビーやっていい男になりたい!!」という、自分の目標は全く達成できてはいないですね・・・。相変わらずピンチ顔をしてしまうし、ボールもったときにテンパルし。幸い(?)内定先の同期には185cm/120kgのPRが2人と、HOが一人いるので、これからも、もしかしたらスクラム組み続けることを通していい男を目指せるかもしれません。もしかしたらですけど。
最後にお世話になった皆様へのメッセージを書かせていただきます。
まずOBの皆様へ。
こんな出来そこないの小松に丁寧に指導してくださりありがとうございました。皆様の指導があったからこそ今の小松があります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。タッチフットとパスをなんとかします。
次に同期の皆様へ。
4年間(まねさんは3年間ね)お疲れ様でした。色々とご迷惑をかけました。ほんとにやめようと思ってたけど、みんなに止められてほんとによかった。最後まで続けてよかったです。全く表に出さないからわかんないと思うけど、じつはかなり感謝してます。ありがとう。
そして後輩の皆様へ。
小松みたいにへたくそな奴は、とにかく、何か一つ、しぬ気で練習して誰にも負けないって自信もって言える武器を見つけてください。
小松の場合はかなりピンポイントですけど、ピラーサイドのタックルですかね。他のプレーでミスしても、「ピラーサイドのタックルで取り返してやる!!」と思って自分を鼓舞することができました。頑張れ!
最後に両親へ。
地震、原発事故と今年は本当に大変だったのに、部活やめてボランティアするって言ったときに「ここまで来たんだから最後までやれ」との言葉をかけてくれてありがとう。両親のその言葉も、部活に戻るきっかけになりました。
これまでお世話になった皆様。本当にありがとうございました。
2011年11月21日
小松渉
福島県立磐城高校弓道部出身・タイ語専攻4年・HOの小松渉です。
長いようで短かった4年間のラグビー生活が先日の海洋戦をもちまして終了しました。
最後の日記なので長く書かせていただきますがよろしくお願いします。
思い返せば、一年生の4月に、トルコ語科の僕の姉と知り合いだった大輔さんに飯を誘われて、ワンフーで五目焼きそば大盛りを残したのが、僕とラグビーの出会いの始まりでした。
大学に入学する前は、演劇かアイススケートかフィギュアスケートをやって語学もきわめて楽しく過ごそうという、なんともあほな希望を描いていました。福島から上京して、髪に金のメッシュを入れ、「さあ、これで俺も都会人だ!」と意気込んでいたところ、大輔さんと知り合い練習に参加することになりました。
吹奏楽と弓道しか経験したことがなかった僕にはタッチフットは全く意味不明で、ボールを思い切り前に投げたりして恥ずかしい思いをし、「絶対ラグビーなんてやるかい!」と強く決意しました。
そこで、別の部活の勧誘練習に参加したのですが、かなり走らされてグランドでゲロを吐いてしまいました。
「新人練習でさえこんな状態なのに、入部してもその先やっていけるわけないや・・・。」と愕然としながらグランドに突っ伏していたところ、グランドの真ん中あたりで、いかつい集団が楽しそうに練習しているのが見えました。よく見るとそれはラグビー部で、やっているのは僕が嫌いだったタッチフット。なのに、その時はなぜかタッチフットが楽しそうに見えました。その週に、ラグビー部は首都大と練習試合があるとのこと。なんとなく行くことにしました。
そして当日、首都大との試合が始まりました。全くルールは知らないし、眼鏡忘れたからあんまりはっきり見えないし、上着忘れて寒くて「やっぱり早く帰ろかな」と思っていました。
ですが、選手の熱いプレーを見ているうちにだんだんドキドキしてきて、そのドキドキがどんどん高ぶり止まらなくなり、そのうち「俺はラグビーやりたい!いい男になりたい!」となぜか勝手に思いこんでしまいました。それで、試合終了後に、入部宣言して今に至るわけです。その当時僕は体重50代、首かなりほっそり、顔真っ白、運動部経験なし、スキニーパンツ、福島弁丸出し、痛いの大嫌いでした。ほんと無謀としか言いようがありません。まあ、その時の自分の英断を称えたいと今になって思います。
入部してからは、体育会ラグビー部として当然のことですが、痛いし、きついし、朝早いし、辛いこともたくさんありました。
いきなりプロップとしてスクラム組まされたり、タックルでアオテンされて腰痛めたり、練習での自分の情けなさに練習後トイレにこもって泣いたり、菅平でD輔さんにひっぱたかれて泣いたり、言葉の暴力の数々に心を痛めて泣いたり、いろいろなことがありました。
ですが、そんな辛さを超える感動もいっぱいありましたし、特にこのシーズンは、たくさん感動したし、試合前も試合後もいっぱい泣いてしまいました。
入部するときの「ラグビーやっていい男になりたい!!」という、自分の目標は全く達成できてはいないですね・・・。相変わらずピンチ顔をしてしまうし、ボールもったときにテンパルし。幸い(?)内定先の同期には185cm/120kgのPRが2人と、HOが一人いるので、これからも、もしかしたらスクラム組み続けることを通していい男を目指せるかもしれません。もしかしたらですけど。
最後にお世話になった皆様へのメッセージを書かせていただきます。
まずOBの皆様へ。
こんな出来そこないの小松に丁寧に指導してくださりありがとうございました。皆様の指導があったからこそ今の小松があります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。タッチフットとパスをなんとかします。
次に同期の皆様へ。
4年間(まねさんは3年間ね)お疲れ様でした。色々とご迷惑をかけました。ほんとにやめようと思ってたけど、みんなに止められてほんとによかった。最後まで続けてよかったです。全く表に出さないからわかんないと思うけど、じつはかなり感謝してます。ありがとう。
そして後輩の皆様へ。
小松みたいにへたくそな奴は、とにかく、何か一つ、しぬ気で練習して誰にも負けないって自信もって言える武器を見つけてください。
小松の場合はかなりピンポイントですけど、ピラーサイドのタックルですかね。他のプレーでミスしても、「ピラーサイドのタックルで取り返してやる!!」と思って自分を鼓舞することができました。頑張れ!
最後に両親へ。
地震、原発事故と今年は本当に大変だったのに、部活やめてボランティアするって言ったときに「ここまで来たんだから最後までやれ」との言葉をかけてくれてありがとう。両親のその言葉も、部活に戻るきっかけになりました。
これまでお世話になった皆様。本当にありがとうございました。
2011年11月21日
小松渉
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