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リレー日記

随想

投稿日時:2011/12/01(木) 18:45

どうも。
やっと周ってきたな、という思いで一杯の、最後のリレー日記です。水谷という苗字は、こういうときに損をします。
自分より前に10数人も贈る言葉を書いてしまうと、見ている者はお腹一杯になってしまいますよね。まあでも、最後なんで精一杯書ききって終わります。

前説はこのくらいにして。
先ずは感謝の気持ちから。

マネージャーさん
その一歩先を読む力、本当に練習がやりやすかったです。アウターに手をかけると、さりげなくそれを回収してくれる気遣い、別れが始まる前に、用意されている5mライン。こっちも真剣やで、訳分からん時に怒鳴ってしまったこともあったけど、それにも負けず、よりよい環境を作ってくれて、ほんまにありがとう。

佐藤先生、鈴木先生、大崎先生(以上チームドクター及びフメロ接骨院の先生)、木村トレーナー、川村トレーナー
体調管理、体との向き合い方、僕自身、そして恐らく、多くのラグビー部員が今まで見てみぬふりをしてきたこれらのことを、適切にご指導、治療くださり、ありがとうございました。ストレッチが日課になりつつあります。僕らのような兼業アスリートにとっては、何事にも変え難い側面からの支援でした。来季以降も、後輩たちの為に是非よろしくお願いします。

試合に出ていないメンバー
あえてこのような形で書かせてもらいます。ただでさえ人数多いのに、僕みたいな目の上のたんこぶ先輩がいて。それでも、特にシーズン中、アタック・ディフェンスの相手として、闘志むき出しに立ち向かってくれたね。なによりの実践練習でした。来シーズンは是非、その闘志を相手に向けてください。

レギュラーメンバー
円陣の後、グランドに飛び出したときの、みんなの表情が、まだ鮮やかに蘇ります。土曜日のOB戦、動いてないメンバーも多いから、東邦戦みたいにはいかんと思うけど、またあの表情が見れることを楽しみにしています。

OB・OGの皆様
今シーズンも変わらず、有形無形のご支援をくださり、ありがとうございます。ラグビー部は先輩方のタテのつながりで成立している部分がとても大きいと、OBに近づいた今、ひしひしと感じております。来年からOB一年生として、現役を共に支える側に周ります。何卒、よろしくお願いいたします。

さて。
外大ラグビー部の歴史の中で、僕は2つの時代を経験したということを、よく考えます。その2つの時代を経験した人間として、言いたいことだけを書きます。
僕が入部したのは2006年春。クセのある、味わい深い同期4人とこの世界に飛び込みました。部員はマネさん含めても20人弱。19番以降のユニフォームは、新品同様でした。気がつけば部員の半分以上が、伊藤さんの家でだらだらしていました。
時は流れ、最後のシーズンとなった今年、選手・マネージャー含め40人を越える大所帯になりました。練習中に会話できないメンバーもいます。

ここで昔の方が~とか、言うつもりはありません。ただ、人数が少なかった頃は、「責任が与えられる時代」でした。1年生から試合に出させていただき、一つのノックオンミス、タックルミスがすぐに試合結果につながることを身をもって経験し、チームに対する責任も同時に経験していました。またプレー以外でも、例えば勧誘では、下級生であっても、自分が新入生に声をかけた数が、そのまま新入部員の数に反映します。責任は、空から降ってきました。その責任に答えることが、僕のラグビー部での活動でした。
今はそんな時代じゃありません。「責任を探す時代」です。試合に出ていないメンバーの方が多い、勧誘をやらなくても、上級生がやってくれる。もちろん、そんな人間はいないと信じていますが。ただ、うかうかしていても、練習、試合は他の人だけで成立します。水曜日に参加した練習で、市園キャプテンも言っていたけど、自分から積極的に関わらなければ、ただ痛いだけの時間が過ぎてゆくことになります。何もプレーだけではありません。筋トレだって、OBさんとの折衝だって、オフのイベントだって、テーピングの巻き方だって、自分ならではの役割を見つけられる場所は、機会は、いくらでも転がっています。
来シーズン以降もしばらくは、大所帯での活動になると思いますが、「他の誰でもいい」ではなくて、「お前しか出来ない」ってことを、部員一人ひとりが探していくことが出来れば、数の力を最大限に活かしきれるチームになるんじゃないでしょうか。

長い日記となりましたが、最後に蛇足を一つ。
僕の中では、なんと言ってもやはり、2006年第一期磐井組のシーズンが一番強烈な思い出です。
なぜかといえば、負けた数より、勝った数の方が多いから。農工戦、残りワンプレーで逆転勝利した後の集合写真は、未だにパソコンの背景です。いい笑顔してます。


そろそろ次の世界が僕を呼んでいます。次の世界も、またまた楽しみなことがたくさんありそうです。
卒論を書き上げて、出発しようかと思います。
繰り返しになりますが、有形無形で僕のラグビー部での活動を支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


次はビエンチャンの伊達男、森亮介君です。
のぞみよりはやく更新してください!











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