リレー日記
こばけ日記
投稿日時:2012/11/29(木) 02:53
皆様お久しぶりです。ポルトガル語科5回生小林です。恥ずかしながら二度目のご挨拶になります。日記というものはあまり得意ではないですが、前回が若干やっつけだったので(なぜならこの時期にはすでに復帰していたから)今回は少し頑張って書こうと思います。
二度目の引退を果たしてから二週間以上経過しましたが、最終戦は特に思い入れの強かった試合だけあってか未だに脳裏に焼き付いております。その中でも特に忘れられないのが市園前主将の試合後の一言。
「あんだけ辛い練習させたのに、勝たせてやれなくてごめんな」というものでした。
あんな狡猾でプライド高く、人前で謝ることのないような彼からそんな言葉が出るとは思わず、気が付いたら涙が止まりませんでした。
あの日なぜ勝てなかったのか。今でも考える時があります。
一年間ずっと目標にしてきて絶対相手より練習量は上回っていたし、その前の試合を経て絶対イケルという自信もありました。
しかし負けてしまった。何故なのか。
結局それは自分のなかに甘えがあったからなのかなって思います。自分はさまざまな理由を託けて筋トレを休んだり、辛かったランパス中に、逆算してペース配分をしてしまったこともあります。全力で我武者羅にと思っても出来ないときもありました。そういった積み重ねが負けにつながったのだと思います。
「先のこと考えんなよ。1本1本全力でやんなきゃ、(ランパス)終わんないよ」
「今ここで手を抜いて、試合でミスったら一生後悔するよ」
市園がよく言ってました。耳が痛いですね。
甘えたことは振り返ったときに後悔としてしか残りません。どこかで手を抜く=終わった後の後悔につながります。辛いことから逃げるのは簡単です。そこをあえてもう1本、もう一回全力を出せるよう頑張ってください。そのためには最終戦敗退の悔しさを忘れないでください。きっとつらい練習の糧になると思います。
こう市園を持ち上げすぎると、調子に乗るからやめておきますが、市園初め今年の幹部の力は凄かったと思います。特に海洋に勝ちたいという思いを、チーム全員に浸透させることが出来ていたところ。だから4年生のために頑張ろうってみんな思うようになってチームが上手くまとまってたんじゃないかな。春には戦力差を感じた相手にイケルという自信も得られたよね。本当に勝たせてあげたかった。今までの優れた現役OBの方と比べてチームにあまり貢献出来なくて申し訳ない。本当に。
話変わりますが、この前ふと思い出しましたが私の代のときに、チームミッションというものがありましたが、みなさんそれ覚えていますか?たぶん同期ですら覚えてないと思いますが、それは「自覚」というものでした。
みなさん自覚をもって行動してますか?
外大ラグビー部という組織としての自覚、一人のプレーヤー、マネージャーとしての自覚、幹部としての自覚。2年・3年・4年生としての自覚。レギュラーを争うことの自覚。
何が言いたいかというと、もっと自覚をもって自発的に行動してほしいってことです。
私は後輩に成長とか説くような柄じゃないし、特にこういった場で説くのが好きじゃないので一回しか言いませんが、自覚なしには成長なんてないと思います。
与えられたことをこなしても、自分にとって何の意味もない。自分と向き合い、自発的に行動して初めてフィードバックとして何か得られるものです。もう一度自分と向き合ってみてください。そしてこんなこと恥ずかしいので二度と言いません。
あと来年の件ですが、今すごい迷ってます。
とりあえず練習とか試合見に行きます。後輩たちと一緒に1年という貴重な時間を費やしてまでもう一度やりたいって思ったらやるから!
ちなみに自分が好きなチームは、負けてて雰囲気が落ちてる時に声が出せる。トライ取ってバカみたいに盛り上がる。今まで出場機会の少なかった下級生の活躍。バカで下らないことやってる(例:クラブメヒコ、集団芸、)丸投げされたフリを上手く捌ける存在(例:フーチさん、広岡さん、田村)そして何より気持ちで相手を上回ってる。
そんな魅力あふれるチーム作り頑張ってください。
なんだこの先輩たちバカなことやってるなー。でも試合見たらスゲーじゃん!!っていうのがきっかけで、ただなんとなく入ったこの部活ですが、自分より重い相手をひっくり返すタックル、コバケステップでラインブレイク、得意のごっつぁんトライしたときの快感に魅了され、気付けば5年も楕円球を追ってました。
ここまで追い続けられたのも、普段から部活のことを気にかけてくださるOB・OGの皆様、魅力あふれる個性的な先輩方、なんだかんだ仲良い同期、こんなダメ人間でも先輩として慕ってくれた後輩たち、トレーナー並びにフメロ整骨院やその他数多くの方々のご支援あってのものです。本当に感謝の言葉が尽きません。
今まで一つのことに本気で向き合ったことのない自分でしたが、ラグビーと出会いここまで熱くなって、真摯に向き合うことが出来ました。
ではこの辺で筆を置こうと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました。もう一度言います。本当にありがとうございました。
小林慶太
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