リレー日記 2021/12
and so, she decided to
投稿日時:2021/12/06(月) 21:53
この2週間、納得のいく文章が書けず、毎日頭を悩ませていました。まあでも何書いても後々恥ずかしくなるだろうし、それも日記の醍醐味ですよね。
引退後1週間ほどは、部活のことが頭から離れなくて、考えては胸がザワザワして、引退したのにどうしてこんなに心を掻き乱されているのかと、煩わしく思っていました。やっと気持ちが落ち着いてきたので、この引退日記も早く書き上げてしまおうと思います。
個人的な内容で恐縮ですが、よければお付き合いください。
トレーナー業について
私はこの仕事に誇りを持っていました。愛着も感じていました。何かを突き詰めていくことは性に合っていたし、ひとりで黙々と勉強する時間は好きでした。怪我人のことで頭を抱えながら試行錯誤するのも、リハビリでプレイヤーをいじめる(笑)のも、楽しかったです。多少の浮き沈みはあったけれど、仕事に対する思いは終始一貫していました。ただただ、自分がやりたくて、好きで、やっていました。
外大ラグビー部で、メディカルスタッフを任せていただけて、本当に幸せでした。
ありがとうございました。
突然ですが、世の中の問題のほとんどは、コミュニケーション不足に起因するのではないでしょうか。少なくとも私はそう思っているのですが、かく言う私も随分と、コミュニケーションを怠ってしまったと反省しています。たくさん迷惑もかけました。今になって思えば、たったひと言伝えればよかっただけなのに、ということばかりです。今さら何を、と自分でも思います。言い訳になってしまうけれど、疲れて、億劫になってしまっていたのだと思います。そうしてさらに自分の首を絞めていました。自業自得と言えばその通りです。この反省は今後に活かします。
3年間を振り返ってみます。少し重たく感じさせてしまう可能性のある内容も含んでいます。
1年目は、全てが新鮮で、仲間がたくさん出来たことが嬉しくて、朝練のための早起きまでもが楽しかったです。部活以外の時間も、ずっとラグビー部と一緒でした。3年間で最もラグビー部漬けの毎日だったように思います。お恥ずかしい話ですが、人と話している時にウトウトしてしまったことや、バイト中に立ちながら寝てしまったこともありました。アドレナリンで強行突破していたような(全然できていませんでしたが)目まぐるしい日々でした。
2年目。コロナ、コロナ、コロナ。活動できない時期が続きました。人に会えないストレスは幾らかありましたが、この期間に、1年目に犠牲にしていた自分の時間を取り戻しました。こうして、内向的な自分がカムバックしました。私は徐々に、部活を仕事と割り切るようになりました。ラグビー部と過ごす時間も減っていきました。
そして3年目。相変わらず制限の多い状況下でしたが、部としてはリーグ移行を果たすことができました。私は、引退の日を心待ちに活動していました。シーズン開幕を目前に控えた頃、プツンと、糸が切れてしまいました。ひどく疲れていたし、性格的にもそうなりやすいのです。あともう一踏ん張りというところでしたが、ここで、部活を離れざるを得なくなってしまいました。この経験からみんなに言えることは、とにかく睡眠はしっかり取ってね、ということですかね。復帰してから最後の1週間は、メディカルは私の仕事!という意地でなんとか乗り切りました。
まさかこんな最後を迎えるなんて思っていませんでした。やっぱり人生って面白いですね。
部活が辛かったとか、言いたいのではなくて、全てが良い経験だったなあ、と思うのです。
失敗や反省、辛かったことも、まるっと全部、大切に、少し大袈裟ですが、愛おしく、思います。
2週間考えすぎたので、1周回ってあまり考えずに綴ってみました。
3年間でお世話になった先輩方、後輩、同期のみんなに伝えたいことは、2つだけです。
まずは、ありがとう。ラグビー部に入って、みなさんに出会えて本当によかったです。
ふたつめ。これからも、よろしくお願いします。
最後の1年は特に、内向モード炸裂していたので、みんなとあまり関わることができませんでした。
でも本当はもっとみんなと仲良くしたいので、これからいっぱい遊んでください。
保護者の皆様ならびにOB/OGの皆様
現役がこうして活動できるのも、皆様のご支援・ご声援あってのことです。
心より感謝申し上げます。
今後とも、外大ラグビー部をどうぞよろしくお願い致します。
3年間、本当にお世話になりました。
先輩方、後輩、同期のみんな
たくさんの素敵な出会いに感謝しています。
ここでの経験を糧に、もっともっと私らしく、猪突猛進して参ります。
皆さまもどうかお元気で。
それでは、ご機嫌よう。
2021年12月6日 根本彩未