リレー日記
Beat it
投稿日時:2019/12/31(火) 12:25
更新が遅れてしまって申し訳ありません。年内になんとか更新することができました。
この三年間を振り返ると、個々のシーンを切り取ると長いと思ったこともある反面、やはりあっという間だった気がします。
一年生の時、聖峰さん、ゴリさんに声をかけられました。小学6年生から腰を故障し、中学の野球も3年の春でやめました。高校からは野球を諦め、格闘技をかじるもやはり腰の故障。大学ではもう一度野球がしたいと思っていました。でもラグビー部の先輩方の熱心な勧誘を受け、この人たちとなら、と同期の中では一番遅い5月28日に入部しました。
そこから、案の定何度も故障を経験しました。全然ラグビーができなくて、同期との差、後輩の活躍に焦り、悔しい思いをしたことも何度だってありました。プレーオフで何もできずに悔し涙も流しました。リハビリを続けるも、成果が見えず、やはり無理なんだと諦めようとした時も何度もありました。
一年生の時の夏季納会、一年生試合以来、二年生の夏合宿最終日の試合に出たけれど、50分で眼窩底骨折。何もできなかった上、最後までフィールドに立てないことが悔しかった。
これが三年間で出た唯一の三試合。時間に直せば、二試合も出ていないでしょう。白ジャージをもらったこともなければ、トライを取ったこともない。
三年生になる前に体調と腰の調子を崩し、ラグビー部を本当に辞めようと思っていました。色々な人に色々なことを言われたが、結論を出しきれずにいました。結局は、多磨駅前のカフェで遼さんに、怪我で出来なくなるやつがこれからも出るかもしれない。その新しい可能性になってくれ。帰ってこい、と言ってもらえた。そこで腹を決めました。
プレイヤーから新しい道に進んだその日の練習で、みんながかけてくれた、おかえりの一言が忘れられません。
これまで故障ばかりで、辛い思いもしましたが、ラグビー部をなんとか続けることができたのは、ラグビー部が本当に好きだったからなんだと思います。個性豊かな先輩方、程よい距離感の同期、こんなラグビーをろくにできない先輩を慕ってくれる後輩たち。辛いことがあって、練習に行きづらいと思っても、なんだかんだ練習に行くと楽しかった。ラグビー部が大学生活における帰る場所になっていました。
こんな僕から言えることは、真剣に戦える環境のありがたさを感じて欲しいということぐらいしかないです。
自分たちも真剣で、相手も本気でプレーしてくれる環境は、おそらく学生生活を終えれば、そう簡単に出会うことはできないでしょう。一度でも本気でスポーツに取り組んだことのある者なら一度は感じたことがあるであろう、あの緊張感、高揚感。競った試合で感じるあのヒリヒリ感、ドキドキ、ワクワク感。あのレベルの感情は趣味のスポーツでは到底感じ得ないでしょう。
これから、あの感情に再び出会うことができるのか。できない可能性の方が高いと思うと、とても残念です。
限られた時間を精一杯使って、これからも勝つか負けるかの真剣勝負を楽しんでください。
そしてその過程で、どうやって勝とうか、勝つためにはチームとして、個人としてどんな練習をして、どうレベルアップをしようか。いっぱい楽しんで考えてください。
二年間、怪我ばかりだった僕のリハビリを献身的に支えてくれたマネージャーの皆さん、本当にありがとうございました。3年目で、急にプレイヤーとマネージャーの間の中途半端な立場になりましたが、暖かく受け入れてもらえたので、活動しやすかったです。また、よりマネージャーさんに近い立場で活動することで、チーム運営には欠かせないマネージャーさんのサポートの力をさらに実感しました。
OB・OGの皆様方の支えで、何不自由ない三年間を過ごすことができました。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。
本当に三年間お世話になりました。ありがとうございました。
2020年が皆様にとって良い年になりますように。
2019.12.31 岩𦚰颯吾
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