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リレー日記

これで本当に最後(2回目)

投稿日時:2011/11/17(木) 15:33

みなさまお久しぶりです、モンゴル語科5回生4年の荒古直俊です。
引退するプレーヤー・マネージャーからの最後のメッセージ第一走者を務めさせていただきます。

僕の現在の率直な気持ちは「悔しさ」と「後悔」で表されます。
昨年引退した際、「またラグビーやりたい熱はまだ来ておりません」といったことを書きました。
その時の気持ちに嘘はありませんでしたし、現役時代身体的な意味で辛かったというのも事実でした。
そしてそのまま僕自身は現役OBとして復帰することなく後輩達のシーズンは始まりました。
しかし試合を見に行ったりたまに練習に参加させてもらっているうちに、後輩から「人手が足りないから毎回練習に来てほしい」という話を受けたときに、なんだかほっとした自分がいました。そのときに「やっぱり戻りたいと思ってたんだな」と実感したのですが、練習に参加しだしたのは10月半ば、シーズンも終盤であったため、体力も筋力も落ちている自分には練習相手になることもままならず、それでも気を遣ってくれる後輩に申し訳なさを感じながらの練習でした。
リーグ戦が終わり、プレーオフ進出が決まったことで4年生の引退が2週間延び、今度こそ役に立ちたいと思い、役に立つチャンスをもらえたことに感謝し、練習に打ち込みました。
そのときもまさか自分がジャージをもらって試合に出るなどということは考えていませんでしたが、お家事情もあり、急遽海洋大戦に出場させていただきました。
1年前には戦えていた相手にスクラムでトライにつながるレベルでボロ負けし、そのまま何もやり返すことができないまま試合が終わってしまいました。このとき湧き上がってきた感情が「悔しさ」と「後悔」です。
「なぜもっと早く復帰しなかったのか」
「なぜもっと練習しなかったのか」
など、今さらどうしようもないことばかりあふれ出てきます。

現1~3年生や、、大学に残る4回生達にはこんな思いはしてほしくありません。
それは何も現役OBとして復帰するしないの話だけでなく、
「もっとキックやっとけばよかった」
「もっとウェイトしておけばよかった」
「もっとラグビー勉強しておけばよかった」
など、いくらでも出てくると思いますが、1つでも多くこの「後悔」につながるものをなくしてもらいたいと思います。
特に下の世代の後輩達は、「まだ1年だしいっか」といった考えは持たないでほしい。
上の学年になるのはあっという間です。上の代になると指導にも力を入れなければならなくなるので、自分の能力を伸ばすには今が一番なんだという意識を持ってもらいたいと思います。

1ヶ月しか参加していないため自分のことと下の世代へのお願いを語らせていただきました。
最後に、短い間でしたが僕を受け入れてくれた現役・同期・マネージャーの皆さん、ありがとうございました。
また、OB・OGの皆様方、いつもいつもご支援いただきありがとうございます。これからもご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。


荒古直俊

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