リレー日記
持つべきものはアミーゴ
投稿日時:2014/11/13(木) 20:00
リレー日記をご覧の皆様、こんばんは。今宵はわたくし安藤笙作が皆様のお相手をさせていただきます。
いつもならばあれ書こうこれ書こうとネタが次々に思いつくものですが、最終回に限ってはさっぱり湧いてきません。これが本当の引退ということなのでしょうか。
4年目で自分たちのチームを引退した際、負けた悔しさとともにどこか達成感がありました。4年間を何とか全うできたと。そして4年目のモチベーションを持続できる気がせず、5年目は謎の隠遁生活に入ります。「ラグビー部に入らなかったらこんなことしたかったな」そんなことを実現する生活を送っていましたが、すでにラグビー部に入ってしまった人間にはやはり何か物足りないものでした。それに、その当時はすでに引退を果たしたいちOBとして部を眺めていましたが、まだ自分は学生の身分。復帰を果たして実際に身体を動かすことが、部への最大の貢献ではないのかと考えるようになり、こうして6年目にプレーをすることを決めました。
復帰しない/復帰する、このどちらも経験した人間の出す答えは、やはり「復帰してよかった」です。朝は早いし身体は痛いし、たしかに大変な思いはしますが、それ以上に部員みんなで勝利に向かって進んでいくこと、これって本当にかけがえのない経験です。辛い練習を一緒に乗り越え、脂の乗った弁当や中毒性の高い中華料理を一緒に食い、手強いライバルに打ち勝って一緒に笑う。ひとりでは到達できない感情に出会えたのはラグビー部のおかげです。僕が過ごした6シーズンの間に、リーグの情勢も大きく変わってきました。プレーオフを目指していた時代から、プレーオフ一勝を目指す時期へ。そして今年は新たなライバルの登場で我々はプレーオフ進出を逃してしまいました。こんな風に時代が変わっても、勝ちを目指して前に進んでいく我々の姿勢は、いつの時代も変わらないものです。そして間違いなく、部員が多ければ多いほど前に進んでいく力は強く大きくなります。それはラグビー部の歴史が物語っていると思います。
ここまでを端的にまとめますと
・山口りょうじと小野アキラは来年復帰したほうがいいよ
・ちかのはやめないほうがいいよ
・一人でも部員を増やして着実に強くなってね
キートン山田「後半へ続く」
自分の話はさておき。早速新チームになり、雰囲気はいいと思います。でもあえて厳しいことを言うと、雰囲気がいい環境と「楽しむ」ことを目的とした環境は大きく違います。うちはサークルではなく体育会の部ですので、お互いに妥協することなく、本当の意味で「雰囲気がいい」チームをこれからも継続していってください。3年生は、いよいよ自分たちのシーズン。あなたたちの背中を見て後輩は育ちます。後輩がチームを強く支えてくれるように、一人ひとりがグラウンドの内外どちらでもチームを引っ張っていってください。2年生は、それぞれが試合経験も豊富だね。「外大ではうまい」レベルに甘んじることなく、常に「学芸なら」「都市大なら」「海洋なら」「芝工なら」とリーグの上位を目指してください。みんななら絶対できるから。1年生は、みんな本当に素晴らしいセンスを持っています。まずは試合に出れるように基礎プレーと基本的な動き方を覚えて、センスを存分に試合で発揮してくださいね。
そして、4年生のみんな、復帰させてくれてありがとう。みんなとラグビーできて本当に楽しかったよ。テラ以外はまだ大学に残るだろうから、これからもグラウンドで後輩たちを支えてあげてください。
何の文脈もないけれど、僕の好きな山本五十六の言葉をみんなに贈ります。
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。
みんないい男になってください。マネージャーのみんなは「男の修行」を力強く支えてあげてくださいね。
最後になりましたが川瀬監督をはじめOB・OGの皆様方、いつも大きなご支援、ご協力をありがとうございました。今後ともご迷惑をおかけするかと思いますが何卒宜しくお願い致します。まずは納会で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
言いたいことはグラウンドで伝えてきたので、老兵はここら辺で去るとします。6年間ご愛読いただき、ありがとうございました。いつの日か、瑞穂の地に取材できる日を信じて。
安藤笙作
追伸
れいちゃん、ゆうこちゃん、ちーちゃんへ
いつも足の裏のテーピングをしてくれて本当にありがとう。実は私、水虫でした。(ドーン)
完
いつもならばあれ書こうこれ書こうとネタが次々に思いつくものですが、最終回に限ってはさっぱり湧いてきません。これが本当の引退ということなのでしょうか。
4年目で自分たちのチームを引退した際、負けた悔しさとともにどこか達成感がありました。4年間を何とか全うできたと。そして4年目のモチベーションを持続できる気がせず、5年目は謎の隠遁生活に入ります。「ラグビー部に入らなかったらこんなことしたかったな」そんなことを実現する生活を送っていましたが、すでにラグビー部に入ってしまった人間にはやはり何か物足りないものでした。それに、その当時はすでに引退を果たしたいちOBとして部を眺めていましたが、まだ自分は学生の身分。復帰を果たして実際に身体を動かすことが、部への最大の貢献ではないのかと考えるようになり、こうして6年目にプレーをすることを決めました。
復帰しない/復帰する、このどちらも経験した人間の出す答えは、やはり「復帰してよかった」です。朝は早いし身体は痛いし、たしかに大変な思いはしますが、それ以上に部員みんなで勝利に向かって進んでいくこと、これって本当にかけがえのない経験です。辛い練習を一緒に乗り越え、脂の乗った弁当や中毒性の高い中華料理を一緒に食い、手強いライバルに打ち勝って一緒に笑う。ひとりでは到達できない感情に出会えたのはラグビー部のおかげです。僕が過ごした6シーズンの間に、リーグの情勢も大きく変わってきました。プレーオフを目指していた時代から、プレーオフ一勝を目指す時期へ。そして今年は新たなライバルの登場で我々はプレーオフ進出を逃してしまいました。こんな風に時代が変わっても、勝ちを目指して前に進んでいく我々の姿勢は、いつの時代も変わらないものです。そして間違いなく、部員が多ければ多いほど前に進んでいく力は強く大きくなります。それはラグビー部の歴史が物語っていると思います。
ここまでを端的にまとめますと
・山口りょうじと小野アキラは来年復帰したほうがいいよ
・ちかのはやめないほうがいいよ
・一人でも部員を増やして着実に強くなってね
キートン山田「後半へ続く」
自分の話はさておき。早速新チームになり、雰囲気はいいと思います。でもあえて厳しいことを言うと、雰囲気がいい環境と「楽しむ」ことを目的とした環境は大きく違います。うちはサークルではなく体育会の部ですので、お互いに妥協することなく、本当の意味で「雰囲気がいい」チームをこれからも継続していってください。3年生は、いよいよ自分たちのシーズン。あなたたちの背中を見て後輩は育ちます。後輩がチームを強く支えてくれるように、一人ひとりがグラウンドの内外どちらでもチームを引っ張っていってください。2年生は、それぞれが試合経験も豊富だね。「外大ではうまい」レベルに甘んじることなく、常に「学芸なら」「都市大なら」「海洋なら」「芝工なら」とリーグの上位を目指してください。みんななら絶対できるから。1年生は、みんな本当に素晴らしいセンスを持っています。まずは試合に出れるように基礎プレーと基本的な動き方を覚えて、センスを存分に試合で発揮してくださいね。
そして、4年生のみんな、復帰させてくれてありがとう。みんなとラグビーできて本当に楽しかったよ。テラ以外はまだ大学に残るだろうから、これからもグラウンドで後輩たちを支えてあげてください。
何の文脈もないけれど、僕の好きな山本五十六の言葉をみんなに贈ります。
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。
みんないい男になってください。マネージャーのみんなは「男の修行」を力強く支えてあげてくださいね。
最後になりましたが川瀬監督をはじめOB・OGの皆様方、いつも大きなご支援、ご協力をありがとうございました。今後ともご迷惑をおかけするかと思いますが何卒宜しくお願い致します。まずは納会で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
言いたいことはグラウンドで伝えてきたので、老兵はここら辺で去るとします。6年間ご愛読いただき、ありがとうございました。いつの日か、瑞穂の地に取材できる日を信じて。
安藤笙作
追伸
れいちゃん、ゆうこちゃん、ちーちゃんへ
いつも足の裏のテーピングをしてくれて本当にありがとう。実は私、水虫でした。(ドーン)
完
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