東京外国語大学ラグビー部

こんにちは。4年の大家健太郎です。リレー日記を書くのも今回で最後となりました。駄文ですがお付き合い頂けると幸いです。





引退してから、早くも2週間が経とうとしています。早いものです。

振り返ると本当にあっという間の4年間でした。一度入部のお誘いを断わった身でありながら、1年生の6月、当時の主将中田さんにラグビーがしたいと頭を下げたことが昨日のことのようです。グラウンドに顔を出した時、先輩方は「ほらな、帰ってきた」と僕を温かく受け入れて下さりました。またラグビーができると心から嬉しく思ったのを今でも覚えております。今の自分があるのは、途中入部という形を快く認め、歓迎して下さった先輩方のおかげです。大変感謝しております。



後輩のみんなに早く日記を回したいところですが、一つだけメッセージを残します。





『自分の武器を見つけてください』





高校のラグビー部を引退した時も、当時の後輩たちに同じ言葉を残しました。3年前のチームミーティングの際も同じことを言いました。

これだけは誰にも負けない。自分が試合に出ればチームにこう貢献できる。キック・パス・ラン・ヒット・タックル・セットプレー、何でも構いません。明確に分かるものを見つけてください。一人一つ何でもいいので自信を持って言える武器があれば、それがチームを強くします。圧倒的な武器となれば戦術にも組み込めるでしょう。また自分の心の支えにもなるでしょう。



このように思うのも、高校から7年間ラグビーを続けてきましたが、自分の武器は何かと自分に問うた時に答えられないからです。どのプレーも好きだし、どんなプレーも進んでやります。ですが、何ができるかと言われると正直答えられません。見つけられなかったこと、伸ばすことができなかったことが1番の後悔です。



もちろん、我々外大ラグビー部は初心者も多く、また経験者も強豪校から来ることはごく稀であり、あらゆる面でレベルアップする必要があります。身体的・技術的に向上するのは当たり前です。しかし、それだけでは我々とはスタートラインが異なる経験者集団には手は届きません。倒すことはできません。何か一つ輝く武器を見つけてみてください。自分で探すのが難しい人は人に聞いてみるのもいいと思います。上手に磨けば必ずチームの役に立ちます。大きな武器が15個も集まれば何か起こると思いませんか。







最後になりますが、多方面でご支援頂いたOB・OGの皆様方・保護者の皆様・同期・後輩・マネージャーのみんな、本当にありがとうございました。

外大ラグビー部で4年間たくさんの人と出会い、大変充実した時を過ごすことができました。ここでラグビーができたことを幸せに思います。

ありがとうございました。



2019.12.21   大家健太郎