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リレー日記

前を向きなさい

投稿日時:2012/09/15(土) 22:08

ロシア語科3年になりました榎本豊です。
 今日はICUとのリーグ戦でしたが本日も多くのOB・OGの方々にお越しいただきました。この場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございました。皆様の前でライバル校に勝利することができ部員一同とても嬉しく思います。
 
では早速飛鳥のフリ、漢文調でお送りいたします。
 
 古我唯ダ我ガタメニ球野シセリノミ。嗚呼我幾許傲慢也。アニ我一度トテ皆ノタメニ球野セシコトアランカ、イヤナイ。我一度トテ己ヲモッテ球野セシコトアランカ、イヤナイ。其レ故、我球野ヲ愛スコトアタハズ。況ヤ我ヲ愛スコトヲヤ。其レ必ズシモ幸ニアラズ。イヤシクモ生ヅルコトノ意味アラントスレバ、其レ決シテ他者ニセシムコトニアラズ。我思フニ、其レ己ヲモッテセシムコトニアランカ。勉学スラカツ然様デアルナラ、況ヤ球闘ヲヤ。
 
現代語訳
 昔の僕は人生を楽しもうなんて考えたことがなかった。小中高とずっと野球を厳しい環境で続けてきた。高校以前の学生生活を振り返ると確かに充実はしていた。しかし、中学以降野球をしていて楽しいと思ったことはなかったように思う。野球の練習は辛かったし、試合もどちらかというといつも失敗することを恐れて、負けることを恐れてしていたように思う。そんなの楽しいわけがない。
 
 ラグビーはそうじゃない。自分の意志で人生を楽しくさせるために始めたことである。高校を卒業してからの四年間で人生を楽しむためのヒントを得たような気がする。もちろんラグビーはきつい。練習はハードだし、早起きも規則正しい生活も求められる。体も痛い。それでもきつい時にも練習を楽しめたらそれは素敵なことだと思う。試合も楽しみにしていたい。
 
 大学からラグビーを始めた人の多くは大学一年、二年と恐らくラグビーなんて辛いだけだったと思う。ルールもよくわからないし、先輩は怖いし、体は痛いし…。それに対して三年目のいまは少しは楽しめているような気もする。試合でも自分の頭で考えることも浅学ながらできるようになってきたように思う。やっぱり人にやらされるんじゃなくて、自分の頭で物事を考えているときが何をしていても一番楽しい時だと思う。野球のときは誰かにやらされているだけだったと思う。
 
 先週のリーグ戦初戦は前日に怪我をした主将にかわって僕が10番をつけて試合にださせてもらった。いままで3年生以下のチームでは10番ででたことがあったがAチームでは初めてのことだった。一時17点差がつけられたときはどうしたら相手のディフェンスラインをブレイクできるかと考えていたが、相手の詰めディフェンスの前に思いつくことは市園さんにできて僕にはできないことであった。僕の場合、アップのすれ違いで対面を単騎で抜けても内からわいてくるフランカーにつかまってしまい抜けない。市園さんならここで独走するだろうと考えていた。僕はいい案が思いつかず、それでも一生懸命やっていたらFWの先輩たちがFWゴリ押しでトライを連続でとってくれた。それで終盤に逆転することができた。最後の寺本のPGは怖くて見れなかった。けれど、試合後にしょうじさんと話していたらしょうじさんは入ると思っていたから真裏でじっくり見ていて一番にガッツポーズをしたと言っていた。それを聞いて僕もしょうじさんのようにもっと楽しめたらいいななんて思いました。
 
現代語訳おわり
 
 
次はわたるです。
君が思うラグビーの良いところを教えてください。

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