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リレー日記 2016/12

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無理せず急がずゆっくりとあきらめず

 written by 谷口 尭駿 投稿日時:2016/12/07(水) 21:07


こんばんは。イタリア語科4年谷口尭駿の最後のリレーになります。よろしくお願いします。

最近はとてつもなく暇です。外語祭、納会が終わってしまった今、僕にはもうイベントが残っていません。
暇すぎて昼練どころか朝練にも出ようとしている次第であります。もしグラウンドで見つけたら無視しないでかまってやってください。


それでは早速本題に入りたいと思います。度々になりますが、僕が現役の皆さんに言いたいことは怪我についてです。

僕は1年の夏に左膝の前十字靭帯を切りました。復帰したのは術後10ヵ月後で、アイシングしないと今もまだ練習後は少し痛みを感じます。復帰後も大小様々な怪我をして、試合にも全然出れませんでした。外大ラグビー部としてラグビーができる時間は3年半程度しかありません。僕はそのうち半分は外で見ていたと思います。
やっと怪我が良くなってきたと思ったらまたすぐ別のところを怪我したりして、全然ラグビーを楽しめていない自分を感じて心が折れそうになったこともありました。

しかし4年目は違いました。なぜならほとんど怪我しなかったからです。合宿一週間で5試合出場したり、シーズンで毎週緊張感のある試合をしたり、僕は4年になって初めてそういった経験をしました。もちろん辛かった面もありますが、外で見ているだけの3年間よりは何倍も楽しくて充実した1年間でした。

ではなぜ4年目は怪我をしなかったのか。それは僕がそれまでの3年間にも増して身体のケアにこだわったからだと思います。休学していて時間に余裕があったことも事実ですが、一番の要因は「ここで怪我したら4年目も何もできずに終わってしまう」という危機感だったと思います。


ラグビーというスポーツをやっている以上、いつどこでどんな怪我をするかは分かりません。怪我する確率を0%にすることは不可能だと思います。しかしその確率は自分の行動で減らしていくことはできます。それは例えば、テーピングであったり、アイシングであったり、ストレッチであったり、もっと基礎的なことから言えば、睡眠や食事によっても怪我する確率は変わってくると思います。


それぞれに絶対的な効果があるわけではないし、それによって怪我が防げたという証明もできないので、意味をはっきりとは実感しづらいかもしれませんが、特に自分が怪我しやすい人間だと自覚している人は、その努力を怠らないで下さい。多摩川線一本早く来てストレッチするとか、少しでも違和感があったらテーピング巻くとか、授業がない限り練習後は必ずアイシングするとか、毎回やるのは面倒ですがその努力に意味は絶対にあります。


皆さんもっと筋トレ、リハビリ、テーピングなどの勉強もしてください。間違った知識では効果が半減するどころか悪化させてしまう場合もあります。これはマネージャーも同じです。心を鬼にして言いますが、テーピング下手すぎです。某アメ○ト部のマネージャーのほうがよっぽど上手いです。プレイヤー全員が膝のテーピングを巻けるようになれと言っているわけではありません。最低でも自分の怪我した部分に対して有効なテーピングやリハビリくらいは自分で勉強しましょう。専門的な部分は各々に任せるとしても、部員全体で「トレーニング五原則」や「RICE処置」などの常識は理解しておきましょう。

今はトレーナーさんがいない状況なので、自分で意欲的に学んでいくしかないです。別にそんなに難しいことではないと思います。ラグビーの試合を見るのは80分かかりますが、RICE処置について調べたり、足首のテーピングについて調べたりするのは、10分程度の時間があれば済むことです。4月になったら新しく後輩が入ってくるわけだから、この冬にプレースキルだけでなく、そういった部分の知識も教えてあげられるようになっておいてください。


練習前後のケアに気を遣うこと、そのための最低限の知識を学ぶこと
この2つを忘れないで下さい。怪我してからでは遅いです。僕から現役の皆さんに言いたいことは以上です。


最後になりますが、お世話になったOB、OGの皆様、ありがとうございました。
同期、後輩のみんなありがとう。
そして怪我が多く入院手術でたくさんの心配をかけた両親に感謝したいです。

来年の10月には留学から帰ってきていると思うので、部員全員が怪我なくシーズンに臨んでいる姿が見れることを期待しています。ありがとうございました。


2016.12.7
谷口尭駿
 

"24"

 written by 瀧嶋 拓也 投稿日時:2016/12/05(月) 00:24




瀧嶋です。

引退しました。
運命とはいえ今でも悔しいです。
今年の地区対抗関東1区は盛り上がりました。
自分たちが注目の的になりたかったです。



引退後、ふと過去を振り返ってみました。

グラウンドで野球好きがバレて連絡先流出。ガリガリで入部。
全く期待されない。
しょぼ過ぎてシンスプになる(「しょぼい」「弱い」への耐性は付きましたが)。
BKで何もできない。いざFW行っても何もできない。
検便とか店長とか雑用ばっか。
就活しながら新歓隊長。

なんかパッとしないですね。カッコいいプレーとか目立つ役職とか一切思い浮かびませんでした。
一見、何の存在価値も見いだせない系部員ですね。



でもこんな僕でも自慢できることがあったかなと。
「大怪我せず、最大限プレーした」
この点につきると思います。言うならば、皆勤賞的な感じです。

凄いかは分かりませんが、そのための努力は怠りませんでした(後述)。
毎回ラグビーができて楽しかったです。だから試合にも出れたのかもしれません。
ポンコツスクラムも2年間かけて成長。
不格好な走り方ですが、それでも体力に磨きをかけることもできました。

何が言いたいかって、怪我しないでねってことです。
あとは微熱くらいなら練習してね。元気になるよきっと。休むことは信頼減少。


外大ラグビー部で出会った皆様には感謝の気持ちで一杯です。
それとラグビーにも感謝です。“全人間的成長”に繋がる充実した時間を過ごせたのはラグビーのおかげです。





第一章終わりました。
長々と申し訳ないので、飛ばしたい方は下までスクロールしてください。
ラジオDJ的なノリで一曲入れておきましょう!
大事MANブラザーズバンドで『それが大事』。
https://www.youtube.com/watch?v=Jb2OnNum8aI





僕は自分の考えをあまり人に語りません。
ただ今回ばかりは最後ですので、僕が大切にしている3つのことを綴ります。
どの人生ステージにおいても、根底に置いています。



①一分一秒を生きる(2015年度リートレ講演話より)

一日は24時間しかありません。だから僕は分刻みで生きるよう心がけています。
「朝起きて電車まで何分だから、何十秒顔を洗うべきか」
「昼休み後授業で起きているには5分昼寝必要だから、どんなに盛り上がっていても12:32には食堂出よう」
「次の面接会場まで7駅あるから、4駅分リラックスして3駅分は企業研究しよう」
と言った具合です。

睡眠時間にも気を配ります。食事飲酒、睡眠前の心理状態、体力、仕事等を考慮し、睡眠のピークをどこに持っていくかを考えて寝ると、短時間で質の良い睡眠ができます。
これはいくらなんでも大袈裟かもしれませんが。

分単位で動くことは、学生にとって大切なことです。
特にラグビー部においては活動時間内にどれだけの力を発揮できるかがとても重要です。

だからこそ、一日のタイムマネージメントをもっとシビアにやるべきだと思います。
プレー面では怪我のリスクを減らせます。良い状態で練習すれば効率が良いです。
時間を上手く作ればトレーニングやケアにも打ち込めます。
それでいて学業もバイトも遊びも全て満喫できます。


この理論は今後働き始めてからも忘れないようにしたいです。
これはどんな状況であれ、どんなことであれ、今に全力になり今に向き合う覚悟でもあります。




②ストレス耐性を高める

部活においても、日常においても辛いことの方が圧倒的に多かったです。
就活しながら試合に出つつ、新歓隊長やっていた今年の春なんかはさすがにヤバかったです。
コ○イチでも後輩が残した作業を自分の力不足にされますし、体団協議長に至っては“大学-議長-学生”のサンドウィッチで両サイドからストレスをかけられました。
イライラして不満が蓄積されることは誰にでもあるはずです。

例えば納得いかないプレーに暴言を吐く。よくあることですが、このことで生み出されるものは何か。
周囲のイライラと雰囲気の悪化、そして時間の無駄。
暴言を吐いた張本人だけが少しストレスを軽減できるくらいですね。


僕たちは学生です。
好きなことをやる時間と権利だらけの、最高のモラトリアム期です。
そんな学生期に抱えるストレスなんて、今後のそれに比べたらよっぽど軽い次元にあるはずです。

ストレス耐性があれば、頑張り続けることができます。
そうすれば自ずとチャンスに恵まれるはずです。
タフな人間目指して生きることにはメリットの方が多いと思っています。


…ただ、本当に辛くなったら、どうしようもなくなったら逃げてください。
「逃げるは恥だが役に立つ」こともあるはずです。
僕は今までの人生で途中リタイヤをした経験がなかったので、この前TUFSNEXTという学生就活支援団体の幹部を突然辞めてみました。
今後残された時間を考えて存在意義を見出せなくなった。タフネクに割く時間をラグビーに注ぎたかった。

途中で逃げて良かったと思っています。
でも失うものも多いです。信頼や人間関係、取り返すことは困難です。罪悪感にも襲われます。

だから本当にパンクしそうな時しか逃げちゃダメだと感じました。
それまでは辛抱強く頑張るんだ、と。


長くなりましたが、辛いことに耐えて向き合えば必ず良いことがあるのがラグビーであり、外大ラグビー部だと考えています(まとめた風)。




③楽しむ


当たり前です。
どんな状況下にいようと忘れちゃダメです。
簡単そうで難しいのですが。

ラグビー部での貴重な時間、エンジョイしてください。
学生生活も謳歌してください。




第二章終わりました。
恥ずかしくて読み返すのが怖いです。語り口が宗教みたいですね。
そろそろ曲も終わってきた頃だと思うので、もう一曲いきましょう。
お別れはあくまでも前向きに、B'zで『さよならなんかは言わせない』。
https://www.youtube.com/watch?v=xuQ_c1iwZKU




最後に今後の話をさせてください。
僕は数多くいる同期の中で、唯一社会人になります。
就活が自分なりに上手くいき、某ラジオ局で務めることになりました。

就活の際にお世話になった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
でも所詮スタートラインに立つ資格を得ただけです。

外大ラグビー部での全ての経験を土台に今後を生きていく覚悟です。
きっと素晴らしい土台だと思うので、常に謙虚に、でも自信も忘れずに頑張ります。


皆さんありがとうございました。
激務ですが東京勤務なので、今後ともお会いすることができたら嬉しい限りです!


長文で失礼しました。
結果出すために常に成長して、そのプロセスを楽しんでください。
今に甘んじることだけはダメだよ。

では。




ラグビー最高です。




2016.12.5
瀧嶋拓也


 
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