大きくする 標準 小さくする

リレー日記 2020/2

進歩

 written by 鈴木 達丸 投稿日時:2020/02/27(木) 22:13

主将木村からバトンをもらった、今シーズン副将を務めさせていただく鈴木です。











固い文章を書くのが苦手で、稚拙なところがあると思いますがご容赦ください。











「変革」というスローガンを掲げ、先日2/18から新しいチームがスタートしました。チームを始めるにあたってミーティングを重ね、今の立ち位置、目標、それに向かってのプロセスなどを何度も話し合いました。その中で気づいたことがあります。







それは今まで続いてきたもの、即ち習慣や文化を変えることの難しさです。自分自身の生活においてさえ、何か新しいことを始めようとしたり、今までのスタイルを変化させることは難しく、何度も挫折することがありました。



それが『チーム』として、となるとどうでしょうか。みんな一人一人違う性格で、ラグビーにおけるスタート地点も異なります。ましてや寮に入って共同生活をしているわけでもないので、生活そのものもバラバラなわけです。そんな環境で『チーム』というものを形作っていくこと、今までの習慣、文化にメスを入れることはとても難しいのではないでしょうか。











けれどやらなくてはならないのです。全員が同じところを目指して進まなければ、変化させなければならないのです。



たとえ、それが途方もないことで、ゴールがはるか先だとしても、やらなくてはならないのです。











人間は意志の弱い生き物だと思います。



けれど、その弱さゆえに互いに励まし合って、高め合うことができるのだと思います。



そして、この高め合いこそがチームスポーツ、ひいてはラグビーをやる上での醍醐味であると思います。みんなの良いところを認め合い引き出し合う。これがみんなできるようになる頃には途方もなくはるか先に見えたゴールも目の前にあるのではないでしょうか。











そして、僕自身学生ラストイヤー、悔いなくラグビーを終われるよう目一杯頑張りたいと思います。







まとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。











OBOGの皆様方、今年度も東京外国語大学ラグビー部の応援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。











 

変革

 written by 木村 慶彦 投稿日時:2020/02/22(土) 21:11

東京外国語大学ラグビー部第91期主将を務めさせていただきます木村慶彦と申します。主将就任挨拶ということでこの日記をお届けします。



 



この日記を書くにあたり、先代主将の就任挨拶日記と引退日記を再度読み直しました。



 



 



「みんなで強くなろう」



就任挨拶に記されていた言葉です。



「"よく発言する人"なんていない方がいい」



引退日記に記されていた言葉です。



 



この2つの言葉は、外大ラグビー部が根本に抱える大きな課題から来ていると僕は勝手に思っています。



部員各々のラグビーに対するマインドの差です。



 



未経験者がほとんどの外大ラグビー部は、ラグビーをするために外大に来たという部員がほぼゼロです。各々がラグビーをする確固たる大義はなく、各部員が自分自身でその大義を見つけるしかありません。



 



 



しかし、個人とは別に、外大ラグビー部が勝つことには大義があると僕は考えています。



「良いチームになるため」です。



 



"良い"というのはとても曖昧な表現ですが、誰もが各々の心の内に自分なりの判断基準で"良い"があり、それを個人としては追求して日々生きているはずです。それと同じで、チームもその内にはそのチームなりの基準で"良い"があり、それをチームとして追求するのは至極当然ではないでしょうか。



 



各々のラグビーをする大義は各々が自分で見つけてくれればいいですが、チームの一員であるならば、そのチームが"良い"チームになることを追求しなければなりません。



 



"良い"チームには様々な要素があるでしょう。試合に勝つこと、楽しいこと、メンバーのラグビーに対する意識が高いこと、規律を守ること、よく話し合っていること、など。そして、メンバーの一員であるならばこれらを積極的に追求すべきであり、その行いには「チームを良くする」という大義があるのです。



 



 



長くなってしまいましたが何が言いたかったかというと、勝利することには大義があり、ラグビーをやる理由は各々違えど、勝利に対するマインドやチームを良くしようという想いに差があってはならないということです。



 



抽象的な内容で、自分の文章力で言いたいことがそのまま伝わったかはわかりませんが、理解しようと思っていただければ幸いです。



 



 



今年のチームスローガンについて幹部みんなで考えた結果、『変革』を掲げました。



 



チーム体制や練習の組み方、ラグビーノートや面談、体重など、既に色々な変革がチームに起きていて、これはすべて「良いチーム」になるために必要だと思っています。



 



規律や体重目標など、まだ甘い点が垣間見えることを考えると外大ラグビー部は良い方向に向かってはいても「良いチーム」と言い切れる状態からは程遠いのは事実です。



 



みんなで「良いチーム」に1年間かけて変わっていきましょう。



 



 



OBOGの皆様方、今年度も東京外国語大学ラグビー部の応援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。



 



 



 



 



 



 



 



 

no title

 written by 山内 遼 投稿日時:2020/02/17(月) 18:00

山内です。

 

長くかかった僕らの最後の日記ですが、

現役のオフが明ける前に終われたことで許してください。

 

 

新チームでよく発言するのは慶彦と達丸でしょうか。

見てないので想像でしかありませんが、

誰であったとしても、

そもそも「よく発言する人」

なんてものはいない方が良いと僕は思っています。

自分自身がその骨頂であったようなところも分かった上で、

発言量や、フィールド内外での意思決定への熱量に差があるのは

望ましいとは思いません。

 

チームに関わるにあたって、

自分が言わんとすることが、

正しいと信じられるかどうか、

はどうでもいいです。

勝てれば、そこへのプロセスで何が失われてもいい

そんなモットーで成り立ってるチームではないはずなので、

そもそもはっきりした正誤もないでしょう。

 

(トゥールーズがコルビにスタンドやらせてラシンに負けてたし。惜しかったけど。

 一昨年はドコモがパエア・ミフィポセチにスタンドやらせて結構面白かったし。

 昨日はフェルミューレンがBK登録だったし。)

 

トップレベルでも色々試してます。

もちろんこんなわかりやすいポジション以外にも。

 

 

正しいか否かとは別に、

 

戦術でも、スキルでも、チーム運営でも、

チームとしても、個人としても、

出てくる結果の良し悪しは別に、

ある事に「試す価値があるか」を判断できる能力

 

この能力は各自の勉強、

実践と失敗の連続によって培えるものだと思います。

そしてこの通り、

勉強と実践によって全員が備えるべき、

または、そこを目指すべきものと僕は思います。

 

発言しようと思った時、

間違っているかもしれない。

が躊躇う理由になることはあってはいけません。

結果に正誤がないのだから、これが理由になるはずがありません。

ただの逃げです。

正しいか自信がないから話せない奴は、

その彼の思考こそが唯一の誤りです。

 

 

つまりは勉強頑張ってということです。

よく話してということです。

価値が少しでもあるかもしれないことは試して、

それがチームに良いものをもたらす確率を、

常にさらなる勉強をもって上げてください。

 

頑張って。

 

そのうち手術と入院も目処が付くので、

スパイク買ってグラウンド行きます。

 

 

山内遼         2020年2月17日

いいボール蹴んなしか言えなかった最後の年

 written by 森川 将伍 投稿日時:2020/02/11(火) 16:39

リレー日記をご覧の皆様こんにちは、4年の森川です。

更新に長らく時間をかけてしまい申し訳ありません。


自分にとって最後のシーズンは後悔が残るものでした。
結果に対しても貢献することができなかったし、
過程に関しても貢献できなかったと思っています。

チームをまとめるような役割を果たすべきでしたが、力不足でした。


次の世代に伝えたいことは2つあります。

1つ目は、一度始めた取り組みを継続することです。
代初めは新しく様々な取り組みを始めると思います。昨年もそうでした。
しかし時間が過ぎるにつれて組織としても、
個人としても次第に意識が希薄化していきます。

昨年の反省を踏まえたうえで、
既に始めている取り組みは、全てとても良いものであると思います。

しかし継続することは大変なことです。
意識がおざなりになっている仲間に対しては、必ず指摘し、
全員で決めごとを守ってください。


2つ目は、自分の考えを発信することです。
コミュニケーションはラグビーにおいて非常に大切な要素です。
ラグビーは正解がわかりづらく、
故に考えることを放棄してしまいがちかもしれません。

しかし、正解を考える過程にこそ、
自分たちが弱いながらもラグビーをしていることに意味があるのだと思います。
人任せにせず、全員が正解を考えるようなチームになってください。


上記2つに関しては個人的な想いもあります。
恥ずかしすぎて具体的には書けません。
本当にダメだったなと。


しかしながら、最後に経験したこの悔しい想いこそが、
自分の大学生活での一番の収穫でした。


これからの東京外国語大学ラグビー部の更なる発展を祈ります。
新四年生を中心として良い集団を作ってください。
本当に本当に応援しているし、期待しています。


2020.2.11 森川将伍
 

最近の楽しみは荷揚げのバイトです

 written by 平戸 陽介 投稿日時:2020/02/03(月) 02:58

リレー日記をご覧の皆様、こんばんは!ドイツ語科4年の平戸です。



  更新が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。最後なんで何を書けばいいのかという迷いとそう考えてるうちに面倒くさくなってずっと後回しにしてきました。



  まずこれだけは言えます。



  ラグビーができて良かったと。



  自分はずっとサッカーというスポーツに縛られて生きてきた。それは自分をもっていなかったからである。周りに流されて、サッカーはずっと嫌いだったが、周りからやるよね?って中高と言われて辞めることができなかった。ある程度できるサッカーから離れて、1から新たなスポーツを始めるという勇気もなかった。



  大学生になってサッカーは辞めようと思ったが、まさかの高校のサッカー部と浪人を経て一緒に入学。また同期からサッカーに誘われて練習に行った。でもこのときに初めてサッカーはやりたくないという意思を表すことができた。理由はつまらない、弱いとかそんな感じにしていたが、本当の所はラグビーで結果を残していた兄へ挑みたかったという所にあったと思う。



  自分の根幹にあったのは兄への嫉妬だった。6つ上の兄は勉強以外何でもすぐにできて、コミュ力お化けである、自慢の兄であったと同時に比較される存在であった。同じ小中学生でサッカー部と同じルートを辿ってきた兄の存在は大きかった。親にも先生にもコーチにも、ずっと兄の弟という印象しか持たれず、兄はこうなのに、弟の君はこうなんだねとずっと比較されてきた。特にスポーツでは勝てることができなくて、サッカーで兄より優れた結果を残すという理由だけで続けてきたというのもある。実家の玄関にスポーツの賞状が飾られているのだが、中高と兄のものばっかりで自分のは大会の記念写真と中学の県大会出場くらいしか今でも飾られていない。

そんな兄ですら大学ではトップチームに上がれずにいたラグビーの存在に興味をもつ自分がいた。



  兄を越えたいという気持ちと同時に、未だに兄の背中を追い続けるのかと思っていたのが入部を決めかねる問題となっていた。アメフトも良さそうであったから迷っていた。

本当に悩んで1ヶ月も決められないでいた。



  結局の決め手は同期の存在であった。新歓試合から出ていた遼を始め、花園に出ていた森川、新歓のタッチフットでタックルしてきたまさし、その他経験者がめちゃくちゃいて、さらには将来活躍できるような未経験者がいっぱいいたからだ。自分が4年の時を考えて勝てるほうを選んだ。結果としては入れ替え戦まで行ってしまったが、、



  兄に勝てたかと言われると、ポジションとか違うのでなんとも言えないが、勝ててはいないと思う。でもそんなことはどうでもよくなった。大学途中から思ったことは自分は自分なんだということである。ずっと兄と比較されてきた自分は兄に勝つことでしか、周りから認めてもらえないという考えがあったが、自分は自分なんだし、とどうでもよくなった。







  後輩に伝えたいこととしては、とにかく現状に満足しないで上を目指してほしいということだ。自分は外大では強いプレイヤーであったけれど、最終的には都市大、学芸大には全く通用しなかった。都市大は見られていたからというのはあるが、学芸は単純に何もできなかった。同じ経験を3年の頃にしたのである。2年からNo.8として出させてもらっていた自分はその頃はがむしゃらにやっていたが、3年からは自分に自信を持つようになったのである。自分なら1:1である程度は勝てると。そうして挑んだ3年次の学芸大戦。相手のロック、No8に全く歯が立たなかったのである。その時外大で強いプレイヤーであったとしても他大では平凡もしくはそれ以下なのであると悟った。外大で一番であることはもちろん、リーグで一番になれるように努力した。それまで結局勝っていたから、筋トレはノルマをこなしていただけであったが、強くなるという意識を持って筋トレを3年の冬(代替わり)から始めた。数値的な伸びは変わったし、明らかに強くなったと実感した。



  でもBIG3が強くなったからといってラグビーが上手くなるかと言われたらまた別の話だと自分は思う。自分は身長と体重の割にはBIG3は全く強くなくてみんなよりかは少し強いくらいだったし。



  トップの選手は知らないが、自分が4年通して思ったのはその筋トレで得た力をラグビーで活かせるかということだ。筋トレの数値は普通だったが、ラグビーのコンタクトという点においては負けない自信はあった。体重×スピードでゴリ押ししてたのも否めないが、でもそれは自分の持っている力をラグビーというスポーツで最大限引き出しているということであると思う。



  技術というところもあると思う。自分はヒットの時、相手との間合いの一歩の取り合いが重要だと思っている。力が乗りきっていない相手に対して乗りきった自分が当たれば勝てるということである。言うのは簡単だけど実際は難しい。そのためには直前で加速するとか、左右に揺さぶるとか、相手のモーションを後手にする必要がある。

そうすると相手のモーションが遅れてタックルに入り始めた相手の肩がよく見えて、そこに乗り切った力をぶつけて上手くいけば吹っ飛ばせるという感じ。



  深夜に書いていたら色々と思うところがあって長くなっちゃったのでこの辺で切ります。就活の合間を縫って練習に顔出すと思うので、そのときにでも教えて自分のものにしてくれたら嬉しいです。

マウスピースも見つかってガチコン参加するんで楽しみにしててね。あと体重を増やすのは飲み物全部フルーツジュースにするとお手軽でいいよ!高血圧になるけど笑



  最後にお世話になった、よしひこくんがDL220kg上がったら復帰するということだけを記してリレー日記を終わりにしたいと思います。



4年間ありがとうございました。



2020.2.3 平戸陽介

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