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リレー日記 2011/12

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早いものでもう最高学年

投稿日時:2011/12/30(金) 01:02

 いつもリレー日記をご覧の皆様、大変お待たせ致しまして申し訳ありません。
 東京外国語大学ラグビー部第83期主将を務めることとなりました、スペイン語科3年・・・に今年こそは進級予定の市園拓哉が、新体制でのリレー日記を始めさせていただきます。
 
  
 さて、第83代主将を務めるにあたって、一昨年の伊東組が史上初めてプレーオフに出場し、昨年の山口組が二年続けてプレーオフに出場し、またリーグ戦での勝利数を過去最高とし、二年連続で史上最高の成績を収め続けている中で、私を始め今期幹部代にかかる期待・プレッシャー共にとても大きなものであるということは自覚しています。
 
 毎年より良い成績収め続けることはとても難しく、ある程度限界もあると思います。しかし私は、今年度までは昨年以上の成績を収めることができると思っています。それはつまり、海洋大に勝利してリーグ戦四勝し、なおかつプレーオフ一回戦を突破するということです。よって、今年度のチーム目標はシンプルに『打倒海洋』を掲げました。
 
 山口組でのプレーオフ一回戦において海洋大に負けたとき、まだまだ地力で差があったなと感じる一方で、その差は来年に対戦するまでに決して埋められない差ではないとも感じました。もちろん、今まで通りでは差は埋まらないので、今年度の練習が始まって以来、昨年度一昨年度以上にきつい練習をし、より厳しい筋トレノルマを課しているつもりです。
 
 よりきつい練習、より厳しい筋トレノルマということに関して、今チーム最初の練習で口頭でも言ったのですが、山口組での海洋敗戦の悔しさを忘れずに、やらされるのではなく自主的に取り組んで欲しいということを部員の皆にもう一度伝えたいです。誰もがあの敗戦時、悔しい、来年は絶対勝ちたいと思ったはずです。どうしても時が経つにつれてそういった悔しさは薄れがちですが、一年間その悔しさを忘れずに糧にして頑張りましょう。

 そしてもう一つ、部員のみんなに言いたいことは、前もリレー日記で書いた気がするのですが、ラグビーにおいて何か一つ自信を持てることを作ろう、ということです。現時点でこのままだとレギュラーになれそうにないなと感じている部員は特にです。探してみるとあったので以下2011年5月7日の私の日記の一部を引用します。

 
 ラグビーにおける長所を一つでもいいので作りましょう。よく言われることですね。オール3の選手よりも2や1が多少あったとしても5のある選手のほうが魅力的です。ラグビーはポジションによって求められるスキルがかなり異なるので、1があったっていいのです。フォワードなんてめったにパスしません。そのポジションで必要な能力が4や5であればいいのです。
 試合に出たいと思うなら、まず自分とレギュラーの人を比べ何が劣っているか、何が秀でているか、そのポジションで何が得意だといいのか、何が不得意だと 致命的なのかを考え、自分の今の能力を考察してみてください。そのポジションで必要なのに1や2な能力を向上させ、長所としての5(そのポジションに求め られる能力だとなお良し)を最低1つ身につけましょう。最低限試合に出場できる能力があり、なおかつ何らかの能力がレギュラーを上回れば、必然的に試合出場の機会は増えてくるはずです。


 他人より秀でることが出来るものが思いつかなかったら、飯食って筋トレして同じポジションのやつより体をでかくしましょう。それだけでも立派な長所です。

 他にも何か書きたかったことがあった気がするのですが、すぐリレー日記を書かなかったせいで忘れてしまいました。思い出したら次回回ってきたときにでも書こうかと思います。主将挨拶としては短い気もしますが、この辺で。

 
 最後に、いつも東京外国語大学ラグビー部にご支援ご協力くださっているOB・OG、保護者の方々を始めとする関係者の皆様、いつもありがとうございます。皆様のおかげで私たちは大好きなラグビーをすることが出来ています。ご迷惑をおかけすることもあるかとは思いますが、今後とも変わらず温かい目で見守ってくださると幸いです。
今年もラグビー部を宜しくお願い致します。


 では次は回します。しょうじだったよね?  フリは、ラグビーの勉強も兼ねて今年早慶明が大学選手権で敗北したことに対して考察をよろしく。

これにて閉幕

 written by 山口 遼 投稿日時:2011/12/19(月) 23:31

どうも、リレー日記をご覧の皆さまこんばんは。スペイン語科4年の山口遼です。
つまらない、つまならないと言われ続け、気づけば引退まで来てしまいました。


さて、高力にも穂積にもヒデにも早く日記を書けと言われていたのですが、ここ数日書こうとはしてみたもののどうにも書くことが思いつかず、書いては消しの繰り返しでした。
前に十数人もいるとネタは被るは、引退した当時の気持ちはぼやけていくはで困り果てます。
何よりもう先代が感傷に浸るような時期ではなく、新チームが形を作り始める時期だと思っています。

だから新チームを作り上げる幹部代に一言ずつ贈って82代の最後としたいと思います。
主将の最後のリレー日記としては特殊かもしれませんが、しばしお付き合いください。

 

翔士へ
今年はお前のコンバージョンとPGに何度も活気づけられた。来年も「よゆ~」とか言いながらキックを決めまくれ!それがチームの原動力になるはず。3年生の未経験者でフルバックは大変だったと思うけど、本当に立派に全うしてくれたよ。
どのポジションをやることになるのかわからないが、ディフェンスにしてもオフェンスにしても、咄嗟の判断力をもっと磨けばさらに活躍できるはず。あと、もしフルバックをやるなら、オンプレーのキックはもっと練習するように。
プレー以外のことで言えば、もう4年なんだからラグビーやラグビー部に関して話し合う機会があったらもっと自分を出していくように。矛盾するようだが、ぶつからなければ幹部はまとまらないからな。
チームのメインキッカーとして、そしてムードメーカーとして1年間期待してます。


笙作へ
冒頭から少し厳しいことを言うようだが、このままでは最高学年としての責務は果たせないぞ。3年弱お前と一緒にプレーをしてきたが、今年、胸を張って引退するには何か、後一皮むけてくれ。それは、体重かもしれないし、バックススキルかもしれないし、単純に気持ちの持ちようかもしれない。それが何か断言することは難しいが、結局のところそれははどこかで繋がり合っているものだから、どれか一個だけ、ということはないはずだ。
逆にプレー外の面では、少し頼りないところもあったが、1年間内務の仕事を全うしてくれたし、年長者ということもあって周りの同期を冷静に見ることができていると思う。そういった部分はこれからの1年間でも役立つはずだから、市園、水黒を支えつつ、間違っているときはしっかり正してやってくれ。
向こうで笙作の活躍を聞くほど嬉しいことはないから、堂々たるレギュラーになってくれ。


笠井へ
まずは怪我に苦しみながらこのシーズンを闘い抜いてくれてありがとう。お前には本当に助けられた。
今年もそのモチベーションを持続し、さらに高めていけば絶対にチームに良い影響を与えるはず。体をケアすることと、自分に鞭打つことのバランスをうまく取りながら後1年闘ってくれ。
プレーに関しては、スクラムやヒットのような型のある動きは十分上位校に通用するレベルにいるから、練習試合を積んで試合勘を養うように。落ち着いてプレーすることでプレーの選択肢と視野を広げれば怖いものはない!
これから入ってくる1年生も含め、未経験者の手本となるプレーヤーを目指してください。


穂積へ
本人が一番わかっていると思うが、怪我を治して戦列に復帰することは今年の課題ではなくスタートラインだからな。怪我がちで試合どころか練習量も少ないお前には厳しい一年になると思うが、それでも4年である以上そこから這い上がってレギュラーを勝ち取ってほしい。
怪我で練習に参加できなかった代わりに、川村さんのトレーニングで体幹の支持力はついただろうし、ずっと横で練習を観ていたことで凄くラグビーに対する理解度は上がっていると思う。だからこそそれを武器に頑張ってほしいし、その理解度を部員全体に普及させることはお前と田村の仕事だ。
ずいぶんと要求が多く聞こえるかもしれないが、それだけのことは出来るはず。プロップを引っ張ってくれ。


田村へ
本当にこの一年間お疲れ様とありがとう。よく大きな怪我にも耐え抜いてくれた。俺らの代はお前の献身に凄く助けられたと思う。辛いことも悔しいことも俺には想像できないほどあっただろうが、その鬱憤を今年のシーズンに思いっきりぶつけてくれ。
正直、今いるロックは全員心もとないから、お前が中心になって盛り上げて切磋琢磨するように。そのうえで、正ロックと正ジャンパーはだれにも譲るなよ!
お前には同期及び下の代に問題が起きた時の対処も期待してるぞ。難しい問題も多いけど絶対に放置や傍観はしないように。
ボールの貰い際に止まらないこと、常に重心を低くプレーすること、この二つを心がけて強いロックになってくれ。


水黒へ
今年は不甲斐ない俺の代わりによくフォワードを引っ張ってくれた。お前がいなかったら今年の結果はまただいぶ違うものになっていたと思う。ありがとう。自分たちの代ではそれ以上の働きを期待している。
お前に関しては、プレーについても、部への考え方についても、特に何も心配していないが、今年は副将という立場上、よりメンタル的な部分に重きをおくことになると思う。その時に、しっかりと市園を支えて、市園だけでは目の届かない部分や市園の苦手な部分を、もちろん周りも使いながら上手にフォローしてやることが、副将の大事な仕事だからな。
プレーでも、部活でも、上手に周りをつかってさらに一段上のプレーヤーになってくれ。


市園へ
お前らの幹部決めの時に自分で、やりますと言って、必要なところはしっかりと直すと言った、その場面を俺は留学先で1年間信じて朗報を待っているぞ。スキルに関しては後はひたすら自分の中で磨き抜いていくしかないだろうが、人の使い方であったり、チームの動かし方であったり、そういったところではこれからいくらでも学んでくれ。
お前がそう言った以上、お前にはそれが出来ると信じているし、逆に言った以上やり抜かなければいけない。しんどいことも無数にあると思うし、報われることの方が少ないかもしれないが、それが自分の糧になっていると考えて1年間チームを引っ張ってくれ。
「第83代主将」という言葉の重みをしっかりと背負って、かつその重さにつぶされることなく一年間闘い抜いてくれ。海洋に勝てるかどうかはお前のこれからにかかってるぞ。

 

少し長くなってしまい申し訳ありません。本当は部員全員に言葉を贈りたいぐらいですが途方もないことになるので辞めておきます。

新3年以下の代に一つだけ言うと、
月並みですが、4年を信じて1年間ついていってやってくれ、ということだけです。それだけしてくれて、後はスキルアップに励んでくれれば、4年生がきっとチーム全体を導いてくれます。


最後の最後となりましたが、1年間山口組を支えてきてくださった、OBOGの皆さま、たくさんのご指導ご鞭撻とご支援のおかげで僕らはこれだけの成果を残すことができました。本当にありがとうございました。

3年以下の部員たちも本当にありがとう。特に学年もずれてやりにくいこともあっただろうに、1年間部を一生懸命支えてくれたしょうちゃん、えが、ゆっきーなの3年マネ3人、本当にありがとう。最高の縁の下の力持ちでした。

そして、4年間苦楽を共にした12人の同期、本当に本当にありがとう。
この同期とともに闘い抜いた4年間、そしてこの同期に支えられた最後の1年間が俺を成長させてくれました。


この部活に入って、主将という身分を務めさせていただいて、本当に良かったです。

これからもこの部活がこれほど貴重な人間形成の場として存在していくよう強く願い、この部活に出会えたことを深く感謝して、第82代山口組の幕引きとさせていただきます。


今まで本当にありがとうございました。


山口 遼

Love affair with TUFSRFC

 written by 瀬戸 惇 投稿日時:2011/12/14(水) 16:55

こんばんは。瀬戸です!遅れまして本当すいません!
最後の日記になってしまいましたね。最後くらいはいい加減にならないように気を付けます。
 
今、ラグビーを引退して、就活をちょいちょい始めたのですが、もし面接で「ラグビー部の強みは何?」と聞かれるとしたら僕は、“いい出会い”と“つながり”。と答えると思います。それくらい本当にいい出会いとタテ、ヨコのつながりに恵まれたなぁと思います。
 
現役を常に気にしてくださり、励まし、可愛がってくださるOB様方
 
こんなバカを時には優しく、時には厳しく指導してくださった先輩方
 
こんな高慢ちきと最後まで仲良くしてくれた同期
 
ムカつく先輩でも付き合ってくれた後輩たち
 
四年間本当にありがとうございました。こんな素晴らしい大学生活にできたのも外大ラグビー部皆さんのおかげだと思っております。激しく喜怒哀楽を共にできた思い出は一生僕の心の中できらめき続けると思います。この気持ちを共有したいので、できれば今後ともお付き合いを続けさせていただければ嬉しいです。本当にありがとうございます。
 
続いてちょっと後輩たちに
 
後輩のみなさんへ
 
僕と外大ラグビー部との出会いの話と、最初に外大ラグビー部が魅力的に映った、忘れられない二つの原点の話をしようと思います。
 
 あれは高校二年生の夏、オープンキャンパスで初めて外大を訪れたときのことです。友人といろいろな語科ブースを回っていたのですが、最後にたまたま入ったペルシャ語科のブースで、ある先輩と出会いました。その先輩はサッカー・イラン代表マハダビキアのシャツを纏い、「どっからきたん?」とか「ラグビーやってるんや!?ボクもラグビー部やで!」などといろいろ気さくに話しかけてくれました。その先輩とはアドレスを交換して、受験勉強のアドバイスなんかもいただいたりしました。皆さんお気づきでしょう。そう、その先輩とは水谷陣也さん。その先輩が“フーチ”という法名で呼ばれていることを知るのはまた後の話だったのでした・・・。
 
 そして少し時は経ち、高校三年生の11月、「ラグビー部はおでん屋やってるで!」というメールを水谷さんからもらっていたこともあり、僕は外語祭に行きました。料理店の活気に感心しつつ、歩いていると、円形広場を抜けた辺り、何やら店の前に椅子を出し、その椅子に座りビール片手にwon’t be longを気持ちよさそうに歌っている方がいました(後に秀策さんと判明)。この人すごいなと心の中で思いつつ、立ち寄ると、水谷さんがいました。「こんにちは!」「来てくれたんや!あ、この子があのラグビーやってるっていう・・・」そう言って水谷さんが話しかけていた人が太介さんでした。太介さんは「マジで!?ラグビー部なんだ!じゃあおでんサービ、サービ!」と言ってタダでおでんを5,6個くれました。そうしている間も秀策さんは歌い続けています。 ・・・なんて陽気な人たちなんだろう。こんな人たちに囲まれて大学生活を送れたらどんなに楽しいだろうか・・・。単純にも僕はラグビー部いいなと思ってしまったわけです。
 
 さらに時は経ち、入部したての春、僕は新入生ながら新歓試合に出させてもらえることになりました。うれしい半分、不安半分でキックオフを迎えたわけですが、そのファーストラインアウト、フルバックだった僕は4メンからのサインで敵に突っ込む太介さんの背中を見ていました。誇張でもなんでもなく、その背中は今まで見たどんな背中よりも広くたくましく僕の目に映りました。大学ラグビーはお前のやってきた高校のラグビーとは違うと、その背中の気迫に教えられたような気がしました。
 
これらのエピソードで、後輩のみなさんへ何が言いたいかというと、初めて出会った時のトキメキをいつまでも熱く心に宿していてほしいということです。言い換えるなら、そのとき決断した自分を信じてほしい。ラグビー部をやっていればそりゃあ辛いこともあるでしょう。悔し涙を流すこともあるでしょう。でもそこで逃げ出さない。最初に決断したきっかけを思い出して、その時のトキメキと自分の決定を信じて頑張り続ける。それが「責任」だと思います。ラグビーはチームスポーツですから、他人も巻き込んでいる分、「責任」は重いと思います。
さらに言うと、どうせ続けるなら、上手くなったり、強くなったりしてください。自分で書いといてアレですが、「4年間(マネさんは3年間)続けて部員として成長する」なんていうのは部活動をする上で当たり前で、是非、「プレイヤー」として成長してもらいたいです。海洋大に僕らが最後勝てなかったのはその部分が理由だと思います。単純に海洋大の選手の方がラグビーをやってる風な体、オーラがあったと思います。一個上のレベルに行くために、そこのところを突き詰めてください。
頑張って!
 
2011年12月14日
 
タイ語専攻 副将 瀬戸惇

ありがとうございました。

 written by 清水 平 投稿日時:2011/12/10(土) 00:52

こんばんは。スペイン語科4年の清水です。
最後の最後まで更新が遅かったですね。これで最後だと思うとせいせいします。名残惜しさのかけらも感じませんw


新体制が始まってもうだいぶ日にちも経ち、新鮮さもそろそろ無くなってきた頃でしょうが、まずは去年一年間僕ら4年についてきてくれたマネージャーも含めた後輩たち、本当にありがとう。
日ごろからラグビー部を影から支えていただいたOBの皆様方、本当にありがとうございました。
そして、4年間一緒に過ごしてきた同期のみんな、ありがとう。同期の存在なしでは語れない最高のラグビー部生活でした、みんな本当にお疲れ様。


みんなのように4年間を振り返りたいのですが、今年一年の出来事が頭の大半を占めてしまっているので、今年一年のことを振り返りたいと思います。
今年一年は自分にとって忍耐の一年でした。特に膝を痛めてからは幹部としての忍耐と、自身のラグビーに対する忍耐の両面で大変だったなぁ・・・としみじみ思います。ただ、上手く説明はできませんが、それ以上に自身の成長の糧となり、充実していた一年間でもありました。恐らく今後の人生においてそう何回も経験できないようなことがたくさん凝縮されたような、そんな印象を与えられた一年でした。


5月に怪我をして先生にシーズン中の復帰は無理と言われたときは正直心が折れそうになりました。ただ、このままここで埋没しては自分の大学生活が無意味なものになってしまうと思い、プレーだけが全てじゃない、プレーで貢献できなくなった分、その他の事でチームや同期に貢献すればいい、しなければならないという考えに直ぐに切り替えることが出来ました。最終学年という思いがそうさせたのかもしれません。
チームは前を向いて進んでいるのに、自分は終わってその場に取り残されるなんて、そんな情けないことはしたくないと思い必死にやりました。そのおかげかは分かりませんが、そうやって同期と一緒に自分も本気を継続できたからこそ、ICU戦や東邦戦で勝利した瞬間に一緒になって嬉し涙を流せたんだとおもいます。
それともうひとつ、僕が最後のシーズンを頑張れた理由が、農工戦の直前に出もしないのに一緒になって緊張してる僕に、「お前のために頑張る」と言ってくれた波多野の言葉でした。本人は覚えていないと思うが…w
その言葉が、正解の見えないところでもがいていた自分を救ってくれ、あと残り2ヶ月チームのために全身全霊を捧げようと再決心するきっかけになりました。また、どんな状況でも全力を尽くすことを怠らなければ、そこからひとつの正解が導かれるのだと思った瞬間でもありました。

だから最終戦の直後にも伝えましたが、僕が後輩のみんなに伝えたいことはこれがすべてなのであえてもう一度言います。


「ラグビーを楽しんでください。そして、楽しむためには努力を惜しまないでください。」


どんなに辛いことでも、目的意識を持ち全力で望めば、いつのまにかその辛いことが楽しく感じられる時が来るはずです。そういうポジティブなスパイラルに乗れるよう、自身をしっかりと律してください。



思うままに書いたらこんな散文になってしまいましたね…修正するのもめんどくさいのでこの辺で…
まぁとにかく、せっかく4年間ラグビー部でやっていくと決めたからには、意味のある4年間を過ごしてください。それが全てだと思います。
最後に、今の自分の充実感を与えてくれた全ての方にもう一度感謝の言葉を伝えたいと思います。

本当にありがとうございました。4年間、最高のラグビー部生活でした!


清水 平




いい5年間だったな

 written by 森 亮介 投稿日時:2011/12/05(月) 03:21

おつかれさまです!ラオス語5年の森亮介です。今年度最初で最後のリレー日記となりましたが張り切っていきましょう。
 
 
ラグビー部での思い出、後輩へのメッセージと続きます。
上級生になるまでの経緯は所々去年の引用が入っていますが、そこは変わらない事実なのでご容赦願います。
 
 
ではまず僕のラグビー部に入った経緯から。
僕は中学、高校とずっとバレーボールを続けていて、大学でもそれを続けていこうと決めていました。そのせいか、アメフト部にもラグビー部にも特に熱く勧誘された覚えもなく、まさかラグビーするとは自分でも思ってなかったです。
でも入部するきっかけはあっさりしたもので、最初に練習体験に行って同期の竹本に「もう迷うの面倒だから入ろうぜ」って言われたことでした。
今思えばその時が僕の大学生活の大きな分岐点でしたね。


入部の宣言をした時、太介さんと堀田さんが涙を流して喜んでくれました。それを見て、これからラグビー頑張ろう!と決意したことは今でも覚えています。
(荒古のチーム最高身長が陥落したのはこの瞬間である、その差2cm)




さて、1年生の時はとにかく練習がキツかった!各地で熱中症患者が出るほどの猛暑の中フィットネスで走りまくったり、汗と泥でぐちゃぐちゃになりながらモールを組み続けたりと、外競技ビギナーの僕には壮絶なものでした。初めての大学生活の夏休みは「練習→疲れて寝る→次の日の練習」の繰り返しでした。なかなかいい経験してますわ。


シーズンは、LOのジャンパーとして公式戦にも出場しました。正直、今と比べたら身体もできてなくて、ただのラインアウト要員といっていいほど自分が出来ることが少なく、ただただ先輩達に引っ張ってもらっていました。グレを打つ時も、FWの先輩に「俺が当たるからついてこい!」と言ってもらえて、「自分もいつかは」なんて考えてしまっていたくらいです。




そして3年生、この年が僕はラグビーをしていて一番精神的にきつかった時期です。
夏のフィットネスではタイム測定をするなど、自分の持久力の無さを晒したり(遅れて走ってるとこアメフトとかに見られるの辛いよ)、シーズンでは3年生である自分がプレーで引っ張れてないからチームが強くならないと感じさせられたり(俺とか1年から試合出てるくせに)。
なにより、今までは同じLOの太介さんや堀田さんが隣りで引っ張ってくれていたので、3年生になってからはその過去の存在の大きさからくる不安と、自分が引っ張らないといけないという責任感がのしかかっていました。
たぶん、この辺りから部活に対する姿勢とか、上級生としての責任感とか、いわゆる自分の中のラグビー観が変わったと思います。


 
そんなこんなで4年生になったのですが、去年はあーでこーでと話していたら冷めるので割愛します。
 
 
 
5年間を終えて、後輩たちへのメッセージということで書かせてください。
 
 
今の現役は、あと4カ月もすれば全員「先輩」と呼ばれる存在になります。
そこで是非、自分のラグビースキルを上げることと同じくらい、プレー以外で組織への貢献ができる先輩になってください。
どうすれば後輩のモチベーションを保ってチーム全体の目的意識を向上させるか、とかそうゆうことです。個人的な意見ですが、僕は「ラグビーだけしたい」という人はクラブチームでやればいいと思っています。
一人ひとりが東京外大ラグビー部の部員として、自分がどんな立ち位置でチームのために何ができるかを「意識」し行動すれば、引退を迎えたときの心境は漫然と4年間を過ごすのと必ず違っているはずです。
みんなラグビーに対して真面目で、部のこともしっかり考えている人ばかりだと信じています。たくさん考えて行動して、最高の4年間にしてください。


 
いつも通り偉そうなこと言っていますが、もうひとつ。
最終戦の直後は上手く表現できなかったけど、後輩たちには本当に感謝しています。(フーチさんにもですよ)
僕は部が良くなるにはどうしたらいいとかを真剣に語ったりするのが好きな人です。現役OBとして復活しなければ、もうそんな機会はなかったかもしれません。
このシーズン、卒業という一つの終わりが見えている僕には、後輩の相談にのったりする時間が本当に貴重に感じられ、残りの大学生活を謳歌しているのを実感する瞬間でもありました。
そんな感情を抱くことができたのは、再び部員として迎え入れてくれて、慕ってくれた後輩たちのおかげです、どうもありがとう!
 
 
 
最後になりましたが、今までお世話になった先輩方、外大ラグビー部関係者の方々、ありがとうございました。これからはOBの一員となりますので、今後も末長くよろしくお願いします。
 
 


森亮介でした

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2011/12/30(金) 01:02
早いものでもう最高学年
2011/12/19(月) 23:31
これにて閉幕
2011/12/14(水) 16:55
Love affair with TUFSRFC
2011/12/10(土) 00:52
ありがとうございました。
2011/12/05(月) 03:21
いい5年間だったな
2011/12/01(木) 18:45
随想
2011/12/01(木) 14:48
5年目の正直
2011/12/01(木) 12:00
これで最後

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