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リレー日記 2021/3/7

エゴ

 written by 木村 慶彦 投稿日時:2021/03/07(日) 20:25

91期主将の木村慶彦です。

まさか引退リレー日記が3月になるとは思ってもみませんでした。ここまで更新に時間をかけてしまったことにつきまして、同期を代表してお詫び申し上げます。



去年の新チーム始動時と比較する限り能力やスキルで優れている後輩たちに伝えたいことは1つです。



自分のためにラグビーをして下さい。



誰のためでもなく自分のためです。



体育会、チーム、勝利、遅刻…そういったことについて論じるときによく、

時間を守るのは体育会として当然

体育会なんだから勝利が最優先

勝たなきゃ意味が無い

そういったことを聞くと思います。



主将を終えた今思うことは、これらが詭弁だったということです。



「体育会だから」が原動力で本気で頑張れる人がいるのか正直疑問です。



いつかのリレー日記でも書きましたが、私の原動力は90期が始まるときに当時の主将が言った言葉です。

「部員が少なくとも15人いる以上、原理的にはチームに欠かせない人など存在しない」

誰が遅刻しようとも、誰が手を抜いて練習しようとも、試合は成り立つし、替えだって居る。原理的にはそうなります。



それでもやっぱり本心としては遼さんや平っさんのような欠かせないと思える人が存在する。欠けてもラグビーはできるけど、欠けてほしくない存在。3年の頃からの私のモチベーションはもっぱらこれです。ラグビーをたくさん見るようになったのも、チームの中心で発言するようになったのも、単純にそういう存在になれたら楽しいだろうなと思ったからです。ただのエゴです。



4年のとき、自分が主将じゃなかったら今頃チームはどうなってたかなとよく想像しました。毎年誰かしら主将をやるわけだから、何とかなってるだろう。そう思うたびに、シーズンが終わった後に「今年のチームは良かった」と後輩や周りに言ってもらえるような代にしたいとよく考えてました。単純に主将としての自己満を得るためです。



現主将の大沼が以前、「勝った試合でも自分が活躍できなければ面白くない」と言ってました。自己満と言えばそうですが、これは真理だと思います。



大学スポーツの場合、どんなに結果が良くても悪くても、最終的に残るのは自己満を得られるか否かだと思います。



どうやったらラグビーに打ち込む4年間を通じて最終的に自己満というポイントを多く得れるかのゲームです。



フィジカル強くなってコンタクト無双したら気持ちいいかもしれない、ラグビーたくさん見て戦術話せたら面白いかもしれない、おしゃれなプレー磨くのが楽しいかもしれない



自分がいる場をいかに面白いと思える場にするかは自分自身の実力と気の持ちようであり、自分の自己満は他の誰も満たしてくれません。



練習が決まってるからそれをやる

体育会だから遅刻しない

指導者がいるから頑張る

これらはやっぱりこのゲームにおいて脆いんじゃないでしょうか。



とにかく自分のために、自分が最大限の自己満を得るためにラグビーをしてほしいなと思います。つまりはエゴです。



最後に

復帰してくださったノブさん、平っさん、まさしさん。同期。後輩たち。主将という立場でやらせてくれて感謝してもしきれません。コロナで長い間会わずにいてから誰一人欠けずに活動再開でき、シーズンをやり通した嬉しさは忘れないと思います。

また、このようなご時世でも遠路はるばる試合を見に来てくださった、或いはオンラインを通じて陰ながら応援してくださったOBOGの皆様、本当にありがとうございました。



色々できる花の大学4年間を外大ラグビー部に当てることができて本当に良かったです。

これからの外大ラグビー部の更なる発展を陰ながら応援しております。

ありがとうございました。



91期 主将 木村慶彦



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 

体と心をムキムキに

 written by 鈴木 達丸 投稿日時:2021/03/07(日) 13:51

リレー日記をご覧のみなさま、こんにちは。モンゴル語四年 鈴木達丸です。


引退してからはや三か月が経とうとしています。いまは毎日の朝練にとってかわって、朝からパソコンとにらめっこする日々を送っています。こうして就活する中でESを書きながら感じるのは、自分にまつわるエピソードがラグビーにまつわるものばかりだなあということです。それだけラグビー部が自分に大きくかかわっていて、影響を与えてくれたんだなとおもいます。本当にいい場所でした。

一方で、ラグビーに打ち込みすぎて東京外国語大学などという外国語を専攻する大学にいながら、出ようとするときには肉体言語が一番発達していた。なんて弊害もあります()もちろんこれは僕に限った話で、キャプテンをはじめとしてほかのみんなは、それはもう素晴らしい言語の成績を収めたと聞いています。

最後の一年を振り返ると、達成感もありますが、不完全燃焼感が強いです。コロナによる影響が大きく、自分たちの代が始まる前に考えていたいろいろなことが、できなくなっていくのは辛いものがありました。そして、何より一番後悔しているのはもっとやれることがあった気がするし、コロナ禍だからこそもっと工夫できたのでは、と思っています。

この一年のくやしさ、やるせなさを一緒に乗り越えた後輩たちなら来年さらに大爆発してくれると信じています。頑張ってね。

さいごに、これを読んでくれてるかもしれない新入生に一つ。
ラグビー部に入れば、精神力、肉体力、仲間、etc….の数えきれない多くの財産が手に入ります。大学に入って何か変わりたいなと思ってる君も、思っていない君もぜひ、グラウンドで闘う漢になってください。

それでは、四年間お世話になりました。


202137日 鈴木 達丸
 

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