東京外国語大学ラグビー部

リレー日記をご覧の皆様こんにちは。スタッフの和地まりのです。

最後の日記を書かせて頂くことができて本当にホッとしています。

一年生のこの時期に、私が引退する頃にはどんなことを書くんだろう？と想像していました。この三年間での経験はここでは書ききれないほど多く、拙い文章となってしまうかもしれませんが最後なのでどうかお付き合い頂ければ幸いです。

最初にラグビー部に入ったきっかけは、なんとなく流れに身を任せてでした。23歳で大学に入り直した私は、どこに所属するでもなく自由な時間を過ごすんだろうなと考えていた矢先、週5回、朝6時50分集合という鬼畜な時間から始まる部活に入ってしまい、最初は大後悔。同期マネージャーがぽんぽんと辞めていく中で、自分も辞めるタイミングを伺っていました。朝が辛すぎて、毎朝アラームが鳴ると低気圧が辛くて泣いていました。また、自分が先輩よりも歳が上であることで、先輩が気をつかうんじゃないか、同期プレイヤーやスタッフはやりにくいんじゃないか、私がいない方がいいんじゃないかと悶々と悩み、同期スタッフにも私すぐ辞めるかもなんて言ってすごく困らせていたと思います。でもとりあえず1年やってみて、ラグビーを好きになれず、楽しいと思えないんだったら辞めるか…それまではやってみるか…なんて後ろ向きな気持ちで毎回の練習に来ていました。

でも、蓋を開けたらどうでしょうか。気がついたら練習に行くことが大好きで、ラグビーが大好きになって、先輩、同期、後輩が大好きで引退を先延ばしにしてしまおうかと悩むほどラグビー部が大好きになっていました。それは歳の差の壁だったりスタッフとプレイヤーとの壁を取り払おうとしてくれた皆のおかげだし、私が殻を破ったからでもあると思います。

大好きな先輩プレイヤーの方々、マネージャーの方々へ。同じように平等に後輩として扱ってくれて本当にありがとうございます。時には頼って頼られて、お陰様で楽しい時間を過ごせました。私は先輩皆が本当に好きで、それぞれの代が引退する度に一緒に引退したいと毎回嘆くほどに皆さんが大好きでした。

特に今年の代の4人は特別でした。それは幹部の仕事やメニュー作成などそれぞれが頑張っている姿を近くで見ることができたからです。桜美林戦で六旺さんが脳震盪で抜けた時、自分のことのように胸が苦しかったです。病院で試合に勝てたという報告を亜美から受けた時は人目も気にせず号泣して六旺さんに伝えました。本人はCTを取られるとかで看護師さんにコロコロ乗せられながらぽけぇとしてたけど。笑　シーズン一勝もできないんじゃないかというプレッシャーをプレイヤーからひしひしと感じていたのでこの一勝はなによりも嬉しい勝利でした。皆さんと一緒に引退できて本当に良かった。ありがとうございました。

大好きな同期へ。今まで本当にありがとう。最初はまりのさん、なんて呼ばれて距離を取られて絶対に仲良くなれると思わなかったけど、気がついたらいじられたり、いっぱい話をする仲になったね。長い時間を共に過ごし、それぞれの良いところをたくさん知ることができて本当に嬉しかった。特に同期は感情表現が不器用な人が多く、何を考えてるのか分からないことも多かったけど、話してみたらすごく面白かったり、優しかったりするんだよね。そして本当に努力家だよね。練習中だけでなくアフターでもスクラムを組んだり、キックの練習をしたり。体を大きくしたり。だから新しい代になっても素敵なチームになると確信しています。悲願の4部昇格、君たちならできるよ！！

大好きな後輩の皆へ

まずはこんな自由で横暴な？笑　先輩についてきてくれてありがとう。皆がいてくれて本当に良かったです。スタッフには感謝の気持ちは手紙で伝えられたと思うんだけど、ここでは後輩の皆へのアドバイスを書きたいと思います。

それは自分が何のために部活にいるのかを考え続けて欲しいということです。答えはその都度、時期により、そして人により変わることがありますが、それでいいと思います。自問自答を繰り返し、最善の行動を取ってください。せっかく毎朝早起きして部活に来てるんだもん。無為に時間を過ごすことがないよう、後悔のないように常に頭を使って行動してみてください。その積み重ねがいつか自分の自信に繋がり、大学を出てからもその努力の実績が自分を支えてくれることになると思います。私は他者からみて未熟なところも、評価できないところもあったかもしれません。成し遂げたことはなんでしょうか？会計？グラウンド管理？それもまだまだやれることはあったかも。振り返ると自己満足だっただけかもしれません。でもこの3年間を全く後悔なく過ごせたのはいっぱい悩んでその結果いっぱい成長し、その過程を楽しめたからだと思います。皆の今後の活躍を心から期待しています。頑張って！！！！

同期スタッフへ

あなた達は本当に私の自慢です。この3人と同期になれて私はちょーラッキーだったと思います。3人から学ぶことが多かったです。

まず、ほのかがいなかったらスタッフ業務は穴だらけ、試合も円滑に回らなかったでしょう。それほどほのちゃんの持つ情報量は膨大です。それは先輩から受け継いだり、自分が経験したものをコツコツとまとめているからです。私はそういうマメなことが苦手だったので頼りきりでした。スタッフとしても有能な彼女ですが、レフェリーとしても(！)部活に貢献するんですから本物ですよね。今までありがとう。これからも頑張ってね。

あやみは、3人の中で一番プロフェッショナルであり、勉強量もまた一番だったと思います。孤独との闘いの中、始発の電車に乗って毎朝来ることは大変だったよね。途中体調を崩してしまった時はもっと寄り添ってあげれたらと申し訳なく思いました。でも最後は4人で引退をすることができて本当に良かったです。今までありがとう。

もちろん同期スタッフ皆大好きなんだが、特に個人的には亜美に賞状をあげたいレベルでお疲れ様と言いたいです。この3年間、本当は部活なんてできる体調じゃなかったね。亜美はまず自分との身体との闘いだったと思います。大量の薬を飲んで朝練に来てたことを知っています。それでも周りを気遣い、いつも客観的に判断し、それぞれが楽しく部活ができるように配慮していました。私にはそういうことができないから、本当に尊敬しかなかった。だからスタッフリーダーは亜美しかできないと思ったし、やっぱり亜美がリーダーで良かったと思うよ。この一年は大変だったね。でも一番楽しかったね。今までありがとう。これからもよろしくね。

こんなに素敵な経験をさせてくれたラグビーに感謝したいと思います。観るスポーツとしてもラグビーは最高ですね。DFでも敵陣深くにいたらチャンスだし、ATでもピンチな時はいっぱい。身長が小さくても、足が遅くても、太っていても、必ず活躍できる場所がある球技なんて珍しい。次の試合から観る専100%で選手を応援できることが本当に楽しみです。

皆、スポーツは勝ってこそ楽しいのだ。

たくさん勝ってね！！！！！

その感動のおこぼれをぜひ私にくださいね！！！

最後になりましたが、これまでご支援頂きましたOB・OGの皆様、保護者の皆様、後輩、同期の皆、今まで本当にありがとうございました。

長々と失礼しました。

2021年11月26日　和地まりの