リレー日記 2022/12/17
走りっぱなしの奴なんてこの世にいない。進んで止まって、止まって進んで、人はそれを歩みと呼ぶのだ。
投稿日時:2022/12/17(土) 18:17
リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。戸田です。
最後のリレー日記を更新したいと思います。
新チームを引っ張っていく後輩たちに伝えたいことは一つだけです。
一人一人努力して、良いチームを作ってね、ということです。
「『人』という字はーー」と、昔の偉い先生が言っていた言葉をよく耳にします。しかし、ひねくれた性格の僕にはずっと疑問が浮かんでいました。
「支えあってなくね?2画目の負担大きくね?」
しかし、僕の大好きな漫画の一つである、『宇宙兄弟』の茄子田理事長の言葉が、この疑問を解決してくれました。
「支える者がいて、その上に立つ者がいる。」
その通りだと思いました。
僕たちプレーヤーは支えられている側だと思います。想像以上に多くの方々に支えてもらって、日々の部活動を楽しみ、試合で活躍することができています。僕自身、そのことを頭では分かっていたつもりですが、大学3年目になり、チームの運営の方にも関わるようになるまで、本当の意味で理解できていなかったように思います。
私たちプレイヤーが「支えられる側」とは言いましたが、やはり人は支え合うべきだと思います。支えてくれる人の気持ちを知り、自分ならどのようにチームに貢献できるかを常に考え、皆で力を合わせてより強固なチームを作って欲しいなと思います。
入替戦の前の高速リレー日記にて、多くの後輩たちが、先輩たちが引退してしまうのが寂しいと書いてくれてて、勝手に泣きそうになってました。しかし、僕も先輩に対して同じように感じていたのを覚えています。先輩って偉大ですよね。卒業してからもご飯に連れてってくれたり、練習手伝ってくれたり、試合応援しに来てくれたり、連絡くれたり。この縦の繋がりが外大のチーム力を支えているのだと思います。個性があって、優しくて、面白くて、思いやりのある後輩たちなので、きっと皆から慕われる素敵な先輩になるんだろうなと思っています。
同期に対しては、皆が同期で良かったです、とだけ伝えておきます。皆がいたから毎日楽しかったし、最後まで続けてこれたのだと思います。先に引退したスタッフたちも含め、一人一人に感謝を伝えたいところですが、長くなるので、テレパシーでも送っときます。
引退リレー日記を書きながら、今までラグビーと関わった7年間を思い返していました。辛いこと、楽しいこと、たくさんありましたが、最後に残るのはラグビーやって良かったなという思いです。たくさんの人たちと出会い、ここでは書ききれない程多くのことを経験させてくれ、僕の人格形成に影響を与えたラグビーには感謝しかありません。今度は支える側として、外大ラグビー部に恩返しができたらなと思っています。
最後になりますが、これまで長い間自分とチームを支えてくださった皆様に感謝申し上げます。様々な形で支援してくださったOB・OGの皆様、勝さん、両親や保護者の皆様、愛想の無い僕にも優しくしてくださった先輩方、可愛い後輩たち、陰ながらチームを支えてくれたスタッフの皆様、そして辛いときも楽しいときもいつも一緒にいた同期。皆様のおかげで、一生の宝物と呼べる日々を過ごすことができました。外大でラグビーができて幸せでした。本当にありがとうございました。
2022年12月17日 戸田裕太
最後のリレー日記を更新したいと思います。
新チームを引っ張っていく後輩たちに伝えたいことは一つだけです。
一人一人努力して、良いチームを作ってね、ということです。
「『人』という字はーー」と、昔の偉い先生が言っていた言葉をよく耳にします。しかし、ひねくれた性格の僕にはずっと疑問が浮かんでいました。
「支えあってなくね?2画目の負担大きくね?」
しかし、僕の大好きな漫画の一つである、『宇宙兄弟』の茄子田理事長の言葉が、この疑問を解決してくれました。
「支える者がいて、その上に立つ者がいる。」
その通りだと思いました。
僕たちプレーヤーは支えられている側だと思います。想像以上に多くの方々に支えてもらって、日々の部活動を楽しみ、試合で活躍することができています。僕自身、そのことを頭では分かっていたつもりですが、大学3年目になり、チームの運営の方にも関わるようになるまで、本当の意味で理解できていなかったように思います。
私たちプレイヤーが「支えられる側」とは言いましたが、やはり人は支え合うべきだと思います。支えてくれる人の気持ちを知り、自分ならどのようにチームに貢献できるかを常に考え、皆で力を合わせてより強固なチームを作って欲しいなと思います。
入替戦の前の高速リレー日記にて、多くの後輩たちが、先輩たちが引退してしまうのが寂しいと書いてくれてて、勝手に泣きそうになってました。しかし、僕も先輩に対して同じように感じていたのを覚えています。先輩って偉大ですよね。卒業してからもご飯に連れてってくれたり、練習手伝ってくれたり、試合応援しに来てくれたり、連絡くれたり。この縦の繋がりが外大のチーム力を支えているのだと思います。個性があって、優しくて、面白くて、思いやりのある後輩たちなので、きっと皆から慕われる素敵な先輩になるんだろうなと思っています。
同期に対しては、皆が同期で良かったです、とだけ伝えておきます。皆がいたから毎日楽しかったし、最後まで続けてこれたのだと思います。先に引退したスタッフたちも含め、一人一人に感謝を伝えたいところですが、長くなるので、テレパシーでも送っときます。
引退リレー日記を書きながら、今までラグビーと関わった7年間を思い返していました。辛いこと、楽しいこと、たくさんありましたが、最後に残るのはラグビーやって良かったなという思いです。たくさんの人たちと出会い、ここでは書ききれない程多くのことを経験させてくれ、僕の人格形成に影響を与えたラグビーには感謝しかありません。今度は支える側として、外大ラグビー部に恩返しができたらなと思っています。
最後になりますが、これまで長い間自分とチームを支えてくださった皆様に感謝申し上げます。様々な形で支援してくださったOB・OGの皆様、勝さん、両親や保護者の皆様、愛想の無い僕にも優しくしてくださった先輩方、可愛い後輩たち、陰ながらチームを支えてくれたスタッフの皆様、そして辛いときも楽しいときもいつも一緒にいた同期。皆様のおかげで、一生の宝物と呼べる日々を過ごすことができました。外大でラグビーができて幸せでした。本当にありがとうございました。
2022年12月17日 戸田裕太
青春と青春と青春
投稿日時:2022/12/17(土) 13:23
あれは2019年の春。善人ぶった善人こと長瀬さんに入学早々つかまった私は入部を決めました。コロナ前の世の中で、一年間のおあずけをくらった私のキャンパスライフは夢と希望に満ち溢れていました。単身東京に乗り込み、何もかもが自分の思い通り、自由とはかくありと思われたのです。そんな中で選んだ選択肢がラグビー部入部。どう考えてもベストな選択肢ではないですね。花園も、スクラムも、オールブラックスも、当時の僕には耳なじみのない言葉でしたから。そんなわけも分からないスポーツのために薔薇色のキャンパスライフを血と汗と泥で塗り替えるなんて狂気の沙汰でしかありません。しかし、振り返ってみると、入部当初から楽しくなかったことなんて一度もありませんでした。ベストとは思われない選択肢をベストな選択肢へと引っ張り上げてくれたラグビー部のみなさんにはなんとお礼申し上げていいのかわかりません。
振り返れば秋元康の曲と同じくらい出てくる思い出ですが、ひとつひとつ書いていても仕方がないので、心の奥底にしまっておきます。その代わりに、今年の振り返りを。掲げた目標は4部昇格。リーグ戦は、三戦全勝。順位決定戦は不戦敗。入れ替え戦は手も足も出ずに完敗。結果として、目標には手が届かなかったわけですが、僕としては正直、そんなことどうでもいい。ただ悔しいのは、4部昇格を切望していた部員たちを勝利へ導くスーパーヒーローになれなかったことです。大好きな人たちのあんな顔見たくなかった。試合に負けた時、気づいたのは「試合の勝ち負けなんてどうでもよくて自分が納得のいくプレーができたかどうかが大切」と思っていたというのが間違いで、本当は「みんなの喜ぶ顔が見たかった」だけなんだということです。トライをとって振り返るときのみんなの笑顔。ジャッカルを決めたときのみんなの「ナイス!!」。そういうのが嬉しかったんだなと。それに気づけただけでも最後の一年、素晴らしい一年だったとそんな風に思えるのです。
人生の貴重なモラトリアムを奪っていたラグビー部ですが、それには見合わないほどの大切なものをたくさんくれた気がします。ラグビー部が僕に何かを与えてくれたように、僕もラグビー部に何かを与えなければなりません。もらってばかりというのは虫が良すぎる気もしますし、そして何よりカッコワルイ。僕はそんな思いの中で、最後の一年間は行動してきました。これが僕なりの精一杯の恩返しです。
最後に、僕はこれまで先輩方の引退日記を3度読んできたわけですが、誰もがラグビー部への感謝と後輩への言葉を残されていました。ご多分に漏れず、僕もありがたいお言葉をくれてやろうと思います。
OBのみなさん、そして勝さん
一銭にもならない我々ラグビー部にコミットしていただけたこと心より感謝申し上げます。僕らがどんな結果を出そうとも、みなさんの人生に何の影響もないよなぁなんて考えながら、プレーしていました。それでも、何かで返したい、そう思いながら、僕にできることはただ一つ。一生懸命やることでした。
先輩方へ
同期といるよりも長い時間を過ごした先輩方にはたくさんの失礼をぶっこきました。そんな僕を可愛がってくれたのは、僕が本当に可愛いのと先輩たちの心が広かったことに由来すると思っています。あじゃじゃした。
同期へ
引退日記は早く更新しようね。
後輩諸賢
困ったことがあったら何でも相談してね。
一番頼りになる先輩より
入部当初、個人主義が蔓延る世の中でその風潮に毒されていた私も、こんな日記が書けるようになるくらいにはオトナになりました。それもこれも全部ラグビー部のおかげです。
あーおもしろかった。
振り返れば秋元康の曲と同じくらい出てくる思い出ですが、ひとつひとつ書いていても仕方がないので、心の奥底にしまっておきます。その代わりに、今年の振り返りを。掲げた目標は4部昇格。リーグ戦は、三戦全勝。順位決定戦は不戦敗。入れ替え戦は手も足も出ずに完敗。結果として、目標には手が届かなかったわけですが、僕としては正直、そんなことどうでもいい。ただ悔しいのは、4部昇格を切望していた部員たちを勝利へ導くスーパーヒーローになれなかったことです。大好きな人たちのあんな顔見たくなかった。試合に負けた時、気づいたのは「試合の勝ち負けなんてどうでもよくて自分が納得のいくプレーができたかどうかが大切」と思っていたというのが間違いで、本当は「みんなの喜ぶ顔が見たかった」だけなんだということです。トライをとって振り返るときのみんなの笑顔。ジャッカルを決めたときのみんなの「ナイス!!」。そういうのが嬉しかったんだなと。それに気づけただけでも最後の一年、素晴らしい一年だったとそんな風に思えるのです。
人生の貴重なモラトリアムを奪っていたラグビー部ですが、それには見合わないほどの大切なものをたくさんくれた気がします。ラグビー部が僕に何かを与えてくれたように、僕もラグビー部に何かを与えなければなりません。もらってばかりというのは虫が良すぎる気もしますし、そして何よりカッコワルイ。僕はそんな思いの中で、最後の一年間は行動してきました。これが僕なりの精一杯の恩返しです。
最後に、僕はこれまで先輩方の引退日記を3度読んできたわけですが、誰もがラグビー部への感謝と後輩への言葉を残されていました。ご多分に漏れず、僕もありがたいお言葉をくれてやろうと思います。
OBのみなさん、そして勝さん
一銭にもならない我々ラグビー部にコミットしていただけたこと心より感謝申し上げます。僕らがどんな結果を出そうとも、みなさんの人生に何の影響もないよなぁなんて考えながら、プレーしていました。それでも、何かで返したい、そう思いながら、僕にできることはただ一つ。一生懸命やることでした。
先輩方へ
同期といるよりも長い時間を過ごした先輩方にはたくさんの失礼をぶっこきました。そんな僕を可愛がってくれたのは、僕が本当に可愛いのと先輩たちの心が広かったことに由来すると思っています。あじゃじゃした。
同期へ
引退日記は早く更新しようね。
後輩諸賢
困ったことがあったら何でも相談してね。
一番頼りになる先輩より
入部当初、個人主義が蔓延る世の中でその風潮に毒されていた私も、こんな日記が書けるようになるくらいにはオトナになりました。それもこれも全部ラグビー部のおかげです。
あーおもしろかった。
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